元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)/41戦37勝(24KO)4敗が、元GBP敏腕プロモーターのリチャード・シェイファー氏が新たに設立した”リングスター・スポーツ”と契約したことが分かった。日本でトレーニングしているドネアは9月にも再起戦を予定しているという。

 ドネアは「リチャード・シェイファー氏のことは以前から知っていたし、彼がプロモートしているファイター達がやり遂げたことをリスペクトしています。私のキャリアにおいて重要なことは、今ビッグ・ファイトを実現したいことです。

 リチャードは実績があるし、アブネル・マレス、サンタ・クルス、セルビー、フランプトンとのメガ・ファイトは好きだし私を熱くさせる戦いだ。

 私のキャリアの次の章は始まっているし、リングスターと一緒にいることに興奮しているよ。ファンとチームの継続的なサポートに感謝しています」。と述べている。

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 リチャード・シェイファー氏は「ノニトは、スポーツ界の伝説の1つ。彼はエンターテイナーなんだ。常にファンを楽しませる方法を知っているし、それを提供できるファイターの1人だよね。私は、彼が再びパウンド・フォー・パウンド(PFP)の1人になると確信しているし、そのことに関し何の疑いももっていない。

 彼の妻でマネージャーのレイチェル・ドネアに感謝したいです。我々はドネアの試合が待ちきれないよ」。と述べている。

 リチャード・シェイファー氏は、4ヶ国語を操る元エリート銀行家で元GBP(ゴールデンボーイ・プロモーションズ)の敏腕プロモーター。今は、GBPを離れ新たにリングスター・スポーツを設立しプロモーターにカムバック。GBPを離れたシェイファー氏の影響力は今もなお強い。

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 PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)を取り仕切る大物アドバイザー、アル・ヘイモン氏と密接な関係にありPBCとは継続してタッグを組んでいくことを表明。さらに、PBCとは完全に独立した形で年40−50のイベントを行っていく方針であることを明らかにしている。

 プロモーターとして戻ってきたシェイファー氏は、リオ五輪の米国代表バルデラス兄弟、オリンピアンを含め次々と有力ファイター達と契約を結んでいる。GBP時代には、メイウェザー対カネロなど数多くのマッチメークを手掛けてきたやり手である。

 ヘイモン氏との繋がりも強いが、9月には、賞金総額50億円という空前のスケールで行なわれる「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ」を、サウアランド・イベント社と大手プロモーターと手を組み世界規模でイベントを開催する。

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 ノニト・ドネアは長きに渡り契約してきたトップランクから離れている。メガマッチ見据える上で影響力の大きいシェイファー氏が率いるリングスターと契約したことは合理的だと言える。ドネアはトップランクからWBO世界フェザー級王者オスカル・バルデスとのオファーを受けたが難色を示していた。

 それはもっともだろう。ドネアは34歳、直近の試合で王座奪取に失敗。キャリアは終盤に差し掛かっていることは事実だろう。ビッグファイトを熱望することも理解できる。

 直近でWBO世界スーパーバンタム級王者ジェシー・マグダレノに敗戦、トップランク売り出し中のWBO世界フェザー級王者・オスカル・バルデス戦はリスキー、踏み台感もありドネアにとってメリットは少ない。例えバルデスに勝ったとしてもトップランクにいる限りフェザー級でビッグマッチの実現性は不透明であることに違いはない。

 ドネアは以前から、マレス、サンタ・クルス、フランプトンとのビッグファイトを望んでいた。しかし、ヘイモン傘下に君臨する興行価値の高い選手らとのマッチメークはトップランクにいる限り実現のハードルは高い。

 トップランクとヘイモンが和解しマッチメークのハードルが低くなったとは言え、ヘイモン陣営がAクラスのファイターをトップランクのイベントに差し出すとは考え難い。

 何れにせよ、ドネアがリングスターと契約しビッグマッチの機運が高まるが、まずは再起戦に勝利し自身がまだトップクラスの実力者であることを示すことが求められることは間違いないだろう。

(Via:boxingscene)

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