無敗のまま5階級制覇をしたあの男の復帰戦が正式に決定した。Showtime(米・大手ケーブルTV局)は、5階級制覇王者フロイド・メイウェザーJr.(米)が2017年8月26日米・ネバタ州ラスベガスにあるT-Mobileアリーナで、コナー・マクレガー(アイルランド)と対戦を行うことを正式に発表。メイウェザーはソーシャル・メディア、ツイッターを通じて試合が決まったことを発表している。

 ソーシャル・メディアNSAC(ネバタ州アスレチックコミッション)は現地時間14日、メイウェザー・プロモーションズがShowtimeイベントとしてNSACに承認を要請していた8月26日のイベントを承認した。以前、NSACボブ・フェネット氏はこの戦いを承認する方針であることを示してた。

 UFCディナ・ホワイト会長は、試合はボクシング・ルール、154パウンド契約ウェイト、ノンタイトル12回戦で行われ10オンスのグローブの着用、USADAによるオリンピック形式のランダム薬物検査が義務付けられることを明らかにしている。

 興行のリード・プロモーターはメイウェザー・プロモーションズ。試合はShowtime(米・大手ケーブルTV局)がPPV(ペイ・パー・ビュー)で配信する。尚、現時点で日本向けへ配信がされるかは未定。

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 フロイド・メイウェザーJr.は、およそ22ヶ月ぶりにリングへ復帰する。2015年9月にアンドレ・ベルト(米)と対戦し12回3-0の判定で勝利。その後、正式に現役引退を表明している。プロ戦績は通算で49戦全勝(26KO)、ロッキー・マルシアーノが持つ49戦全勝無敗のレコードと並んでいる。米・メディアはメイウェザーが50戦目を行うと大方が見ていた。

 イベントは、メーンイベントのメイウェザー、対、マクレガー戦の他。2試合の世界タイトルマッチを予定、WBA世界ライトヘビー級タイトルマッチ、王者・ネイサン・クレバリーの初防衛戦が予定されており、対戦相手として元WBC世界スーパーミドル級王者・バドゥ・ジャック(スウェーデン)が浮上している。

 コナー・マクレガーはボクシング・デビュー戦でパウンド・フォー・パウンド(PFP)キングのフロイド・メイウェザーJr.と戦うという異例の事態となった。批判的な意見も多いが、PPVキングの2人が試合を行えば話題性は抜群。2015年5月メイウェザー、パッキャオ戦までとはいかずも興行的に成功することは約束されるだろう。
 
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現役復帰は報酬が鍵だった

 メイウェザーがプロ50戦目を行うことは規定路線だったとはいえ、ボクシング・ファンの中ではプロ50戦目の相手がなぜコナー・マクレガーなのかという意見もあるだろう。実際、ボクシングファンから「茶番」、「エキシビジョン」など批判の声は少なくない。

 これらの意見はもっともだろう。ボクシング・ファンであればウェルター級のトップ選手らと対戦を望むのが普通である。しかし、”マネー”の称号を得るメイウェザーは報酬が十分に見込める相手でなければ、現役復帰するつもりはなかったはずである。

 メイウェザーは2015年5月2日に米・ネバタ州ラスベガスにあるMGMグランドガーデン・アリーナでマニー・パッキャオと対戦しおよそ275億円という巨額な報酬を手にしている。現役復帰の条件は報酬だったことは間違いない。

 その後、9月にアンドレ・ベルトと引退試合を行いメイウェザー自身は、現役復帰する意思は殆どなく「ボクシングで証明するものは何もない」とボクシングに対する情熱が薄れたともとれるコメントを残していた。

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 今のボクシング界でウェルター級のトップ選手であってもマクレガーに対抗できるほどの興行価値の高い選手はいない。マクレガーはUFC王者でありPPVキング。2016年8月20日に再戦したネイト・ディアス戦ではPPV160万件の売り上げた実績の持ち主である。

 つまり、PPV購買件数も期待でき多額の報酬が見込めるのである。メイウェザーにしてもボクシング・ルールでマクレガーと戦うことが出来ればリスクは殆どないという認識だろう。

 マクレガーにしてもメイウェザーと戦わない理由はない。仮にボクシング・ルールでメイウェザーに負けたとしても商品価値はそれほど低下はしないだろう。12回、判定決着であればマクレガーの商品価値、評価は見直されるだろう。

 現ボクシング界では、WBA・WBC世界ウェルター級統一王者・キース・サーマン(米)、IBF世界ウェルター級王者エロール・スペンスJr.(米)はウェルター級の好敵手に違いないが、メイウェザーと対戦しPPVで好セールスを記録することは難しいだろう。

 2人は実力であることは間違いないが、まだPPVイベントの実績はない。マクレガーのようなUFCの枠を超えるクロス・オーバーのスターとは言い難い。メイウェザーの報酬は、ホスト局の放映権だけでなくPPVイベントが成立しなければ報酬を用意することは事実上困難である。

 高額な報酬が保証されることが理由とはいえ、この戦いが実現したことは賛否両論。マクレガーはセンスがあるとは言えボクシングは未知数。分からない事のほうが多い。

 ボクシング・キャリアではマクレガーより遥かにキャリアがあるメイウェザー有利は否めない。報酬か或いは功績か多種多様な価値観がある中、マクレガー戦に踏み切ったメイウェザーを批判する意見も理解できる。何れにせよ、試合当日まで2人の話題で持ちきりとなりそうだ。

(Via:boxingscene

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