世界中のボクシング・ファンが望む軽量級最大のスーパーファイトは実現するだろうか。5月21日、超人的なクイックネス、爆発力で5度目の防衛戦に成功したWBO世界スーパーフライ級チャンピオン井上尚弥(大橋)が、パウンド・フォー・パウンド(PFP)3位に君臨する軽量級最大のビッグネーム・ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)と共演する噂が広まっている。

 ゴンサレスをプロモートする帝拳プロモーションズとビジネス関係にあるK2プロモーションズ トム・ローフラー氏は、2017年9月米・カリフォルニア州イングルウッドにある「ザー・フォーラム」で、WBC世界スーパーフライ級王者シーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)と、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)の再戦を計画していることを明かしている。

 トム・ローフラー氏は、ゴンサレス、シーサケットの両陣営が交渉中であることを明かし、交渉が纏まらない場合、ホスト局のHBOがゴンサレスに対し別の対戦相手を用意し9月に中継したい方針であることをESPNに伝えた。更に、米メガケーブルTV局HBO、K2プロモーションズは、この興行にWBO世界スーパーフライ級チャンピオン井上尚弥(大橋)の起用を考えているという。

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 ローフラー氏は「WBCはダイレクトリマッチ(直接再戦)を命じた。この再戦は我々が実現したい戦いで、HBOも再戦を中継する方針だ。まだ、合意することはできてないが再戦は計画されている」。と述べている。

 再戦の開催日程は、2017年9月16日、アメリカで予定されているWBA・WBC・IBF世界ミドル3団体統一タイトルマッチ、ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)、対、サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)の一戦が行なわれる前後の9月9日、9月23日に計画されている。

 井上尚弥、ローマン・ゴンサレスの軽量級ビッグネーム2人の共演が実現すれば、結果次第で年内、来年以降に軽量級最大のスーパーファイト実現の期待が再び高まるのは間違いない。井上にとってもゴンサレスと同じ舞台に立ち試合をする意味は大きい。

 ゴンサレスは2017年3月18日、米・ニューヨーク州ニューヨークにあるマディソン・スクウェア・ガーデンで、シーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)と対戦し、0−2の判定負けを喫しキャリア初黒星を喫した。それまで、井上尚弥とのスーパーファイト実現の期待が高かったが、この敗戦により事実上の白紙となってしまった。

井上にとってもゴンサレスと共演することの意味は大きい

 敗戦の原因が、ウェイト、年齢の問題にしろ、ゴンサレスが以前のように無類の強さを誇示し勝つことが難しくなっていることは事実。シーサケットとの再戦は正真正銘、負けられない一戦である。ここで、例え厳しい戦いになったとしても再戦を征すれば、ゴンサレスの評価は持ち直すだろう。

 井上尚弥にとっても、米国デビュー戦でのゴンサレスと共演する意味は大きい。ゴンサレスは米・東海岸だけでなく西海岸でも知名度があり、今や軽量級最大のビッグネームである。タイトルを失い商品価値が下落したとは言え、この再戦の注目度は高い。
 
 今も、海外のソーシャルメディアでは井上尚弥、ゴンサレスのスーパーファイトに対する関心は高い。井上の米国デビュー戦として最適なタイミングである。ゴンサレスと共演しインパクトの強い勝ち方をすれば、その影響は計り知れない。

 井上が出場するかまだわからないが、WBOランク2位のファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)と戦えば、ナルバエス戦以降のビッグネーム、高水準なマッチメーク、今後を見据えても最高のカードだろう。

 エストラーダは、WBCランク2位のカルロス・クアドラス(メキシコ)とWBC世界スーパーフライ級挑戦者決定戦の交渉が進められているが、まだ進展はない。

 もし、ゴンサレスが勝てば井上尚弥との軽量級スーパーファイトの期待感は間違いなくあがるだろう。結果、例えそうならなかったとしても、井上がこの舞台で勝つことができれば北米で次世代の軽量級スター候補として認識されることは間違いない。

(Via:ESPN

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