WBA(世界ボクシング協会)は、現地時間2017年4月29日英国で行われるWBA・IBF・IBO世界ヘビー級王座統一戦、アンソニー・ジョシュア(英)、ウラディーミル・クリチコ(ウクライナ)の勝者に対し次戦、選択防衛戦を特別承認する方針であることを明らかにした。

 WBAヒルベルト・メンドサJr.会長は「ジョシュア、クリチコの勝者にルイス・オルティスとの対戦を義務付けている。しかし、ボクシングはシナリオどおりにいくことは少ない。ジョシュア、クリチコの勝者は、オルティスとの指名戦はWBAへ特別承認を要請すれば、選択防衛戦を承認する」。と勝者に対し選択防衛戦を認める方針であることを明らかにした。

 マイナー団体あわせ3団体王座統一戦として行なわれるこの戦いは、WBA、IBFが勝者に対し次戦に指名戦を義務付けており、勝者はWBA・IBF(国際ボクシング連盟)どちらかの王座を明け渡すことを余儀なくされていた。

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 WBAは、この戦いにフューリーが王座を返上し空位となったWBA世界ヘビー級スーパー王座として特別に認定。更に、勝者に対し元WBA世界ヘビー級暫定王者、同級1位ルイス・オルティス(キューバ)と対戦することを義務付けていた。メジャー4団体WBA他、ジョシュアのもつIBF(国際ボクシング連盟)ヘビー級の王座もかけられ、IBFは勝者に対し同級2位クブラト・プレーフ(ブルガリア)との対戦を義務付けている。

 興行を主催するマッチルーム・プロモーションズ エディ・ハーン氏も、王座を明け渡すことになると心配していたが、WBAが次戦、選択防衛戦を承認したことで、勝者はタイトルを失わずにすみそうだ。勝者は次戦、ウラディミール・クリチコと対戦経験をもつIBF同級2位、指名挑戦者クブラト・プレーフ(ブルガリア)/26戦25勝(13KO)1敗(1KO)と対戦することになるだろう。

 英国ボクシングの歴史に残る決戦となるだろう。会場となるウェンブリー・スタジアムにセットアップされた9万枚のチケットはソールド・アウト。当日会場は素晴らしい空気に包まれそうだ。

 英国ボクシング界のアイドル、アンソニー・ジョシュアにとってクリチコとの戦いは最大のテスト。ヘビー級新時代の幕を開けることができるか。ロンドン五輪金メダリスト組みとはいえ、プロのキャリアはまだ浅くまだ、その真の実力が証明されていない面も多い。

 そういった意味でも、英国ボクシング界、いやボクシング界の枠を超えるスター、カリスマ性をもつジョシュアの相手として、ヘビー級の一時代を築いたビッグネーム、ウラディミール・クリチコとの対戦は理に適っている。

 クリチコにとっても英国ボクシング界のトップ・プロスペクト、スターであるジョシュアに勝てば、まだ自身がヘビー級戦線のトップであることを証明できる。何れにせよ、2人だけでなく世界のボクシング界において重要な一戦。今後のヘビー級トップ戦線の鍵を握る試合になることは間違いない。

(Via:boxingscene

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