2016年11月、コバレフ、ウォードのパウンド・フォー・パウンド(PFP)頂上決戦で話題となったL・ヘビー級戦線。実力でこの男が最もこの2人に近く、この2大巨頭を打ち負かすポテンシャルを秘めている。メジャー4団体(WBA,WBC,IBF,WBO)の上位にランクするアルツール・ベテルビエフ(ロシア)が年内にも世界挑戦する公算が高いことが分かった。

 ベテルビエフをプロモートするイボン・ミシェル氏は、IBF(国際ボクシング連盟)に対し、ベテルビエフの次戦が行なわれる2017年2月の試合をIBF世界L・ヘビー級挑戦者決定戦とするよう要請した。

 「アルツールの次戦は2月か3月、アメリカで開催する方針ですが、対戦相手が誰になるかまだ決定していません。アルツールが挑戦者決定戦で誰と戦う必要があるのか。

 我々は、IBFの方針決定の連絡を待っています。この試合の勝者がIBF世界L・ヘビー級王者の必須の挑戦者となるでしょう。これらのことが1月中旬に全てクリアになっている信じたいです」。と述べている。

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 アルツール・ベテルビエフは、11戦全勝。戦績はあてにならないことも多いが、タポリス・クラウド、ガブエル・カンピーリョら実力者に勝利。次期王者への挑戦者として相応しい男であることは間違いない。

 アマチュア歴も豊富。2007年の世界選手権は銅メダル、2009年には金メダルを獲得している。アマではセルゲイ・コバレフ(ロシア)に勝利。ロンドン五輪金メダリストのオレクサンデル・ウシク(ロシア)と3戦し1勝2敗、イスマエル・シラクに勝利したトップ・アマである。

 ライト・ヘビー級にアジャストした肉体。そこから放たれるパンチはどれも硬質で、当たれば相手に致命傷を与えることができる。

 ただ、ベテルビエフ本人が言うとおり、決して早い段階でKOを狙っているわけではない。ベテルビエフは「プリエト戦は、早い段階でノックアウトを狙っていたわけではないんだよ。試合では常に12ラウンド、フルラウンド戦えるよう準備している。

 コナーからプリエトのパンチは危険だから、ディフェンスに注意するよう指示があったんだ。だから自分でも驚いてるんだ。こんなにもはやく決着がつくと思わなかったからね」。とプリエト戦を振り返っている。

 ノックアウトを意識するあまり、ディフェンスが雑になり被弾するファイターは多い。しかし、ベテルビエフは強いプレスを掛けながらもディフェンスが疎かになることはない。

 致命傷となるパンチを時にカウンター打ち込み、確実にフィニッシュまで追い込む。ダウンこそあるが攻防兼備、殺傷能力の高いパワーパンチは、コバレフ、ウォードであっても脅威となりそうだ。

 現時点で、ウォード、コバレフの再戦は2017年6月開催となっている。

(Via: boxingscene

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