スーパーフェザー級実力者であるニコラス・ウォータース(ジャマイカ)と対戦し、ウォータースを戦意喪失に追い込んだWBO世界スーパーフェザー級王者・ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)。

 スーパーフェザー級に階級を上げ格段にパワーも増し、ウォータースでさえ殆どなにもさせてもらえなかった。既にスーパーフェザー級で敵なし感がでているのは周知の事実。そんな中、当人は王座統一戦は望むが、ビジネス的にみればサリドとの再戦が濃厚だろう。

 オルランド・サリド(メキシコ)のマネージャー務めるショーン・ギボンズ氏は「トップランク、ボブ・アラム氏と、複数回にわたり会談を行った。サリドはロマチェンコとの再戦を望んでいる。彼は長い間ロマチェンコと再戦することを望んでいた。

 サリドは、ロマチェンコが言っているサリド戦の敗戦の言い訳。ローブローや体重超過について聞かされることにうんざりしている。

Sponsor Link

 我々は、ボブ・アラム氏がパーカー、ルイス戦を終えニュージランドから帰国した際、サリド、ロマチェンコ戦を2017年3月開催を目標に交渉を進めていきたい。

 再戦の開催地は南カリフォルニアが最も理に適っていると思う。南カリフォルニアという土地柄サリドのファンも多い。もし、カリフォルニアの地でなければようなロマチェンコ、ウォータースが戦ったコスモポリタンような小さな会場になってしまう。

 あなたは、人生の中で欲しいものがあればその対価としお金を支払うよね。キャデラック、トヨタ、ワーゲン車を購入したければ車のディーラーへ行き購入するように、サリドに対しても適正な報酬を支払って欲しい。

 彼は、2016年の『年間最高試合』候補でもあるしね。去年HBOで起こるならば、50-50の唯一の対戦がロマチェンコ、サリドの再戦だったんだ。」と述べている。

Sponsor Link

ロマチェンコ、サリドの再戦は濃厚

 総試合数60戦、数々の激闘を繰り広げたオルランド・サリドも36歳。キャリアも終盤に差し掛かっている。激闘を繰り広げていることからダメージも大きく、リスキーな、三浦、バルガスとの再戦より、多くの報酬が見込めるロマチェンコ戦に方針を決定しても不思議ではない。

 怪我で流れた三浦隆司(帝拳)戦、WBC世界スーパーフェザー級王者・フランシスコ・バルガス(メキシコ)との再戦も現実路線ではあるが、今後もキャリアを続けるのであれば、マッチメークを決める上で報酬は重要になってくる。

 三浦、バルガス戦になれば、打ち合いは避けられない。試合で致命的なダメージを負えば今後のキャリアに大きな影響を及ぼす。サリドの年齢からすれば、エキサイティングな試合を披露するとはいえ敗戦すれば商品価値の低下は免れない。

 そういった意味でも、トップランクの新たな顔となったロマチェンコとの再戦は、リスキーな三浦、バルガスより高い報酬を見込め、この2人と戦うより試合におけるダメージは少なくサリドにとってもメリットは大きい。

 北米で人気、知名度を確実に上げたいロマチェンコにとってもサリドとの再戦のオプションは、今後のキャリア形成を考えても最も現実的であり有効である。一戦目でサリドが体重超過したとはいえ、結果的にはプロの洗礼を受けた感はある。

 アウェイの地とはいえ南カリフォルニアの地はサリドのファンも多い。再戦となれば多くのヒスパニック層が観戦に訪れる。つまり、ベガスで行われたロマチェンコ、ウォータースが行った小さな会場で行うより興行的にも成功が約束される。

 ここで明確にサリドとの再戦を制すればロマチェンコはスーパーフェザー級においての地位を確実なものにすることができる。プロ2戦目でサリドと対決、9戦目で再戦となればロマチェンコの成長もはかれ、違った見方ができる。再戦が決まれば興味深い戦いになりそうだ。

(Via:boxingscene

Sponsor Link

ロマチェンコの関連記事はこちら

ロマチェンコ、パッキャオは実現するのか?!

2016年「ファイター・オブ・ザ・イヤー」はこの男。この男の真のポテンシャルを発揮できる選手はこの階級に居ないと断言しても過言ではない。ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)は、スーパーフェザー級へ階級を上げローマン・マルチネス(プエルトリコ)を戦慄KOし、あのニコラス・ウォータースを7回に戦意喪失させたのである。 …

ロマチェンコ、ライト級でパッキャオとの戦いに同意!

トップランク(米・大手ボクシングプロモーション) ボブ・アラム氏が、マニー・パッキャオ(フィリピン)と、WBO世界スーパーフェザー級王者・ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との戦いを考えていることを明かした。  ボブ・アラム氏は、ライト級(135パウンドリミット)〜140パウンド(スーパーライト級リミット)の間でキャッチ・ウェイトで行いたい意向を示している。 …