米国現地時間2016年11月5日、ネバタ州ラスベガスにあるトーマス&マックセンターで、ジェシー・バルガス(米)とWBO世界ウェルター級タイトルマッチで現役復帰を果たすフィリピンの英雄マニー・パッキャオが、2017年以降についてはまだ決めておらず、バルガスとの復帰戦に集中していると強調。2017年現役続行については明言を避けた。

 マニー・パッキャオは2016年4月ティモシー・ブラッドリー(米)との試合後、現役を引退することを正式に表明。米・ボクシング関係者の間ではパッキャオの引退については、一時的なものであると大方が見ていた。

 現役復帰を果たすパッキャオだが、フィリピンの上院議員となった今、与えられる責務も大きく政治活動とトレーニングとの両立は難しそうだ。

 「時間の管理が大変なんだ。上院議員としての仕事をしながら復帰戦へ向けジム・ワークしている。これは、難しいことだけど今は非常に良い感触を得ている。私は、毎朝ロードワークしその後に、上院議員としての仕事をしトレーニングを行うことが出来ているしね。

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 ジムは、議会にも近い所にあるし良い環境だと思う。バルガスとの試合は私がまだトップ戦線でいることを証明する重要な一戦なんだ」。と述べている。パッキャオと15年以上トレーナーを務めるフレディ・ローチは、パッキャオのコンディションについて最高だという。

パッキャオ、復帰は金銭的理由か?!

 パッキャオの復帰戦は、パッキャオがどれだけコンディションを整えられるか。上院議員となりパフォーマンスにどれほどの影響があるのかが今後、現役続行を決める上で重要な焦点になってくる。ボクシング、政治活動の両立は難しいのは事実だが、大きな報酬が見込めるリングはパッキャオにとって魅力であることに変わりはない。

 パッキャオは過去に税金滞納問題、取り巻きも多く出費は膨大と言われ金銭的な問題を抱えていることは有名である。ティモシー・ブラッドリーとの引退試合から僅か7ヶ月で現役復帰。パッキャオ自身も、「ボクシングは大きな収入源、議員としての給料だけでは頼れない」と語っていることから、現役復帰の理由について金銭的な面が理由という見方も多い。

2017年、現役続行を判断する上でバルガス戦は重要な一戦

 パッキャオの2017年以降の現役続行については、トップランク(米・大手ボクシングプロモーター)ボブ・アラム氏が言うとおり、バルガスに圧勝しパッキャオが現役続行を決意すれば、ビッグネームが用意される。ただ、パッキャオが現役続行が難しいと判断すればキャリアを終える選択肢もある。

 パッキャオはこれまで、2000万ドル以上の報酬が保証されていたが、興行的に苦戦を強いられることが確実なバルガス戦で大きく見直されるという。これは、米国におけるパッキャオの求心力低下と、2016年4月に行われたティモシー・ブラッドリーのPPV購買件数が販売不振となった影響が大きいのだろう。

 バルガスを圧倒し健在を示すことができれば、トップランクと和解が成立したアル・ヘイモン氏が傘下に収めるビッグネームとのビッグマッチで更なる高額な報酬を得ることも不可能ではなく、2017年現役続行の可能性は大いにある。今後、こういったビッグマッチの期待感を高める為にも、バルガス戦は自身の健在を証明する上で重要な一戦を迎えることになりそうだ。

(Via:boxingscene

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