絶対王者・ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)を中心とするミドル級。ゴロフキンの4団体王座統一の行方の鍵を握る男は、WBO世界ミドル級王者・ビリー・ジョー・ソーンダース(英)だろう。そして、このソーンダース戦に意欲を示しているのが、ロンドン五輪ミドル級金メダリスト村田諒太(帝拳)である。

 一旦は元の階級へ戻ったが2017年にもミドル級へ戻ることが確実視されているWBO世界スーパーウェルター級王者・サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)が、ゲンナディ・ゴロフキンとの決戦前に、160パウンド(ミドル級リミット)ソーダース戦を目論んでいる。

 ソーンダースは村田諒太に関心を示しながらも、北米の舞台で最も興行価値の高いカネロとのビッグマッチを望んでいることは確かだ。ソーンダース陣営も、リスキーなゲンナディ・ゴロフキンとの決戦前に報酬を稼いでおきたい意向もあるだろう。

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 選手、プロモーター、TV局それぞれの思惑が交錯するミドル級、楽しみな階級の1つであることは間違いない。そして、絶対王者・ゲンナディ・ゴロフキンとの決戦前に、ソーンダースを候補に挙げるボクシング界で最も興行価値の高い選手に成長したカネロ。

 そのカネロの対戦相手として浮上しミドル級戦線の鍵を握る男ソーンダース、村田諒太の世界挑戦の行方に日本のファンの間でも高い関心を集めていることは間違いないだろう。

ソーンダース、村田諒太、再び浮上!

 村田諒太は、一度オファーを受けたが次戦が決まっていた為、オファーを断ったソーンダースへの挑戦が再び浮上したことが明らかとなった。

 ソーンダースをプロモートするフランク・ウォーレン氏、村田諒太をプロモートする帝拳プロモーションズの間で交渉が開始されたことが分かった。

 フランク・ウォーレン氏は「ソーンダースは週末に防衛戦を行う予定だったが、怪我で延期となり残念な結果となってしまった。ただ、ソーンダースはミドル級戦線の中でも非常に興味深いポジションにいることは確かだよ。

 我々には今、3つのオプションがある。その全てはビッグマッチであることは確かだ。そして、ビリーが2017年ビッグマッチに向け早い段階で実現したい。」と語っている。

 村田陣営としては後ろ髪を引かれる思いだったに違いない。2016年9月に行われたカネロ、スミスのアンダーカードで、ソーンダース戦のオファーを受けていたのである。しかし、既に次戦が決まっていたこと、準備期間不足でオファーを断っている。
 
 ソーンダース戦が日本開催となった場合、ロンドン五輪金メダリストとしてスポーツ選手としてお茶の間でも認知度が高い村田が世界挑戦するとなれば、かなりの注目を集める試合となり興行収益も期待できる。

 そうなれば、ソーンダースを呼ぶことも現実的な話と言える。ただ、ビッグマッチを望むソーンダース陣営が、2017年へ向けてのアジェンダ次第では、今後の方針が大きく変わることも有ることから先行きは不透明な状況にかわりはない。
 
(Via:boxingscene

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