ブルック、次戦はビッグネームが候補に

 強豪が集うウェルター級、次世代のスター候補と言えばエロール・スペンスJr.(米)だろう。順当に行けば次戦、IBF世界ウェルター級王者・ケル・ブルック(英)への挑戦となる。果たして実現できるだろうか。

 ブルックはゴロフキンに敗戦したと言え、大方がこの結果を予想していたはず。商品価値にそれほど大きな影響はないと考えていいだろう。むしろ、ゴロフキンとの一戦で注目を浴び次戦以降は、ビッグネームとの対戦の噂も囁かれている。

 ゴロフキンとのビッグマッチを経て、カネロ、コット、カーンらのビッグネームが候補に浮上。大方は、ウェルター級王座を返上しスーパーウェルター級へ階級を上げるとの見方を示している。ビッグマッチの機運が高まる中、陣営は今後どういった方向性を見出すのか注目が集まっている。

 IBF(国際ボクシング連盟) リンゼイ・タッカー氏は、米・リングマガジン社のインタビューに応じ、IBF世界ウェルター級王者・ケル・ブルック(英)に対し、同級ランキング1位エロール・スペンスJr.(米)との指名防衛戦を命じる見通しであることを明かした。

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 ケル・ブルックは9月10日、イングランドにあるO2アリーナでWBC・WBA・IBF世界ミドル級統一王者・ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)へ挑戦し5回TKO負けし、プロ初黒星を喫した。この試合IBFは、ケル・ブルックに対しゴロフキンに負けた場合、IBFウェルター級王座を剥奪しない特例を認めている。

 リンゼイ・タッカー氏は「ブルックには様々なオプションがあることは聞いている。何れにせよ、我々は10月26日にケル・ブルック、エロール・スペンスJr.の両陣営に正式に、指名防衛戦の交渉を開始するよう通達する見通しである。

 彼は、ウェルター級王座を返上しスーパーウェルター級に階級を変更する可能性もある。ウェルター級に留まる場合、眼窩底骨折の治療のため指名防衛戦の期間延長など、我々はブルック陣営の要望について可能な限り協力する。」と語っている。

 ケル・ブルックは、ゴロフキン戦後に右眼窩底骨折の出術を受け無事成功している。IBF指名防衛戦の交渉期間は30日、交渉が纏まらない場合興行権は入札となる。ブルックの指名防衛戦の期間は2016年12月となっている。

ブルック次戦、カーン、カネロ、コットも候補

 ケル・ブルックをプロモートするマッチルーム・プロモーションは、ブルックはウェルター級に落とすことは可能。しかし、ウェルター級で以前と同様なパフォーマンスを維持することは出来ないだろうと見解を示し、147〜160パウンドでの再起戦を示唆している。
 
 「入札にれば報酬分配はIBFの規定通り75%、25%となる。彼らが入札に関しては有利となるだろうね。ブルックは147パウンドにすることが出来る。しかし、彼が以前のようにベストなパフォーマンスを発揮できるかは別の話だ。

 ブルックは、スペンスJr.を含め、147〜160パウンドの間で多くのオプションを検討している。ミゲール・コット(プエルトリコ)、WBO世界スーパーウェルター級王者・サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)、アミール・カーン(英)が候補だ」と語っている。

次世代のスター候補、スペンスJr.ブルック戦実現なるか

 エロール・スペンスJr.は8月21日米・ニューヨーク州ブルックリンで、レオナルド・ブンドゥ(シエラレオネ)を6回KOで下している。2試合連続で米地上波NBCで中継。好条件のメーンの舞台に抜擢された次世代のスター候補は、関係者からの期待値も高い。

 アルジェリとのテストマッチを経て、実力者レオナルド・ブンドゥをKOで葬り、自身も強豪との戦いを望んでいることから、陣営がリスキーなケル・ブルック戦に舵を切っても不思議ではない。

 ただ、ビッグマッチを目論むケル・ブルック陣営が、ウェルター級でベストなパフォーマンスを維持出来ないと判断すれば、ウェルター級王座を返上し、2017年以降カネロ、コット、カーンらとのビッグ・マネー路線に方針を転換することも十分に考えられる。 

(Via: boxingscene

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