グローバル化が進んだ現代、何もボクシングに限った話しではないが誰もが世界へ挑戦できる時代。近年、日本人ボクサーも北米のリングに立つ機会が増えている。

 それまで、米国では日本人ボクサーは過小評価されてきた感があったが、西岡利晃の米本土での防衛をはじめ、石田順裕が、カークランドに勝利。

 直近では、亀海喜寛(帝拳)がヘスス・ソト・カラスに勝利。亀田和毅、荒川仁人、小原佳太らの活躍もあり日本人ボクサーの評価は見直されてきていることは間違いない。

 選手の実績はもちろんだが、海外の有力プロモーターと太いパイプがある帝拳プロモーションズの活躍も忘れてはならない。帝拳プロモーションズが上手く架け橋となっている。

 勝敗以上に試合内容が問われるのが北米のリング。決して諦めないファイト・スタイル、スリリングな試合展開は多くの観客を魅了する。三浦隆司(帝拳)も北米のリングに大きな爪痕を残した日本人ボクサーの1人である。

 2015年11月コット、カネロのセミ・ファイナルという大舞台で、フランシスコ・バルガス(メキシコ)と戦い好試合を披露。北米のリングに「タカシ・ミウラ」の名を刻んだ。そして、再び北米のリングに戻ってくる。

 ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP) オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏は、米国現地時間12月17日、米・カリフォルニア州イングルウッドにある「ザ・フォーラム」で、WBC世界スーパーフェザー級ランキング1位三浦隆司(帝拳)と、同級ランキング3位オルランド・サリド(メキシコ)が、WBC世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦を行うことを発表した。

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 試合はHBO(米・最大手ケーブルTV局)が中継。オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏は、同興行をトリプル・ヘッダーで検討していると言う。

 WBC世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦として行なわれるこの試合、勝者は正規王者・フランシスコ・バルガス(メキシコ)との再戦が事実上約束されることになる。

 1992年五輪金メダル獲得後「ザ・フォーラム」でプロデビュー戦を飾ったオスカー・デ・ラ・ホーヤ氏は「勝者はフランシスコ・バルガスと戦うことになる。この試合はエキサイティングな試合となる。ファンは見逃すことができない。

 私はこの試合が、年間最高試合になると信じている。この試合はファンが見たい試合だ。ビッグバンのように今年が終わるだろうね。」と語っている。

三浦は、真価が問われる試合となる

 三浦隆司は、フランシスコ・バルガスに敗戦したとは言え、ダウンの応酬、ドラマティックな展開は、観客を最後まで熱くさせたことは間違いない。そして、プロボクシングのリングに必要なエキサイティングな要素が詰まっていた試合であった。

 三浦、バルガスの試合は、HBO ピーター・ネルソン氏をはじめ、米ボクシング・メディアも好試合を演じる三浦に対し一定の評価をしていた。ボクシング・ファン、米ボクシング関係者の間でも三浦の再登板は期待されていたに違いない。

 三浦は、再度北米の舞台が用意された。メキシコにほど近いこの地、当日はヒスパニックを含め、バルガスの応援団も多く駆けつけるだろう。会場は”番狂わせの館”で知られている西海岸では伝統的な会場「ザ・フォーラーム」は正に2人の決戦地として最適な会場だと言える。

 北米のリングは試合内容も問われるが、結果が問われるのも事実。三浦は、サリド戦は真価が問われる試合となる。そして、サリドとの試合をクリアすればバルガスとの再戦が事実上決定。暫定王座が掛けられるが、タイトル以上にバルガスの再戦権を得る争いとしてこの試合の意味は大きい。

 バルガスと年間最高試合を繰り広げた三浦が、サリドが戦うとなれば話題性は十分だ。好戦的選手同士がぶつかり合う、エキサイティングな試合が保証される試合と言っていいだろう。バルガス戦で評価を得た三浦は、バルガスとの再戦前に負けられないサリドとのリスキーな一戦を迎える。

(Via:ESPN

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