カネロ、減量苦は明らか

 試合前、減量苦が報じられ計量をクリア出来るか危惧されていたが、下着を脱ぎさりなんとかスーパーウェルター級リミット一杯で計量をパスした。カネロは、計量時の頬のこけかた、水分補給と見る限り、成長期も重なり減量苦であることはほぼ間違いなさそうだ。

 米国現地時間2016年9月17日テキサス州アーリントンにあるAT&Tスタジアムで開催されるWBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチの前日計量が現地時間16日、AT&Tスタジアムで行われ王者・リアム・スミス(英)、挑戦者・サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)が154パウンド(スーパーウェルタ級リミット)で計量をパスした。

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スミス陣営は、試合中止も辞さない構えを見せていた

 スミスのトレーナーを務めるジョー・ギャラガー氏は、カネロがスーパーウェルター級の体を作れなかった場合、罰金によるキャッチ・ウェイトでの試合を受け入れない構えを見せていた。
 
 ことの真意は不明だが、スミス陣営はカネロが計量に失敗した場合、試合を放棄すると漏らしていたことを考えれば、カネロ陣営は無事計量をパスしたことで一安心といったところだろう。

 カネロは、直近の試合全て155パウンドのキャッチ・ウェイトで行っており、154パウンド・キャッチ・ウェイトで計量失格になった過去も有ることから、プレス・カンファレンス時に記者達から、154パウンド(スーパーウェルター級リミット)を作ることが出来るのかと質問が相次いでいた。

カネロ、スーパーウェルター級リミットでの試合は2013年が最後

 スーパーウェルター級リミット(154パウンド)で試合を行ったのは、2013年4月20日テキサスにあるアラモドームで開催されたWBA世界スーパーウェルター級王者・オースティン・トラウト(米)との試合が最後となっている。
 
 その後、2013年9月フロイド・メイウェザーJr.(米)とのWBA・WBC世界スーパーウェルター級王座統一戦では、152パウンド・キャッチ・ウェイト。その後2014年3月に行われたアルフレド・アングロ(米)戦は、154パウンド契約ウェイトだったが、カネロが計量に失敗し155パウンドのキャッチ・ウェイトで行われている。

 その後、エリスランディ・ララ(キューバ)、ジェームス・カークランド(米)、直近で行われた、アミール・カーン(英)、ミゲール・コット(プエルトリコ)との試合はミドル級155パウンドのキャッチ・ウェイトで行なっている。

 カネロの減量苦は明らかで、2017年秋にも実現が噂されるWBA・WBC・IBF世界ミドル級統一王者・ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)戦に向け、2016年12月に予定されている試合は、160パウンド(ミドル級リミット)で行なわれる予定となっている。

カネロ、スミス戦。カネロが苦戦しても不思議ではない

 リアム・スミスは知名度こそ低く、地味な印象は歪め無いがスーパウェルター級では実力者である。次世代のけん引役を狙うカネロにとって簡単な相手ではない。タイトガードでブロッキング・スタイルから構築する攻防一体型のスタイルはディフェンスだけでなく攻撃能力も高い。

 インサイドからの右クロス、ウィービングから右の追撃。右ボディ、右アッパー、引き出しになるカウンターも多彩で全てが理に適っている。フィニッシュまでの一連のプロセスは現代アートと言っても過言ではない。

 スミスは過小評価されてる感が歪めない。カネローゴロフキン戦が延期となりファンから落胆する声が多く、カネロースミス戦のファンの関心度が低いのは事実だが、好試合に期待できるカードであると筆者は思っている。

(Via: ESPN

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