2016年9月24日英国、マンチェスターにあるマンチェスター・アリーナで開催されるWBA世界ライト級タイトルマッチの記者会見が現地時間24日、英国マンチェスターにあるホテル・フットボールで開催された。英国でのビッグ・イベントの開催、マイキーの復活、今ライト級に注目が集まっていることは間違いない。そして、この一戦は2017年ライト級ビッグマッチへ向けての重要な一戦になりそうだ。
 
 会見にはWBA世界ライト級王者・アンソニー・クローラ(英)、WBC世界ライト級休養王者・ホルヘ・リナレス(帝拳)が出席した。「ホルヘとの一戦は私にとってレガシー(伝説)な戦いになる。私がそう思い実現したように、若者は世界チャンピオンを目指している。だから、ファンに世界チャンピオンとなり現状に満足してるように思われたくないんだ。

 世界チャンピオンがゴールではない。私は以前よりハングリーだし、ビッグマッチが大好きなんだ。ホルヘは素晴らしいファイターだよ。だから、ホルヘとの統一戦は無視できない戦いだったんだ。自分自身を窮地に追い込む必要もあったしね。

 この戦いはリングガジンベルトも掛かり、我々にとって重要な一戦になる。アリーナも良い雰囲気になるだろうね。ホルヘとの試合が私のホームであるここ英国で実現できることを光栄に思っている。

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 私は大観衆を前にこのアリーナで戦ってきている。ホルヘがいつも戦っている舞台の雰囲気ではないよ。彼にとってアウェイの会場だし、何時もの試合のようにパフォーマンスを出すことは難しいと思う。

 ここはわたしのホームだ。観衆のエネルギーは私を味方してくれるし、ホルヘをノックアウトする為キャリアベストになるパフォーマンスを引き出してくれるよ」。と語っている。

 「イギリスでビッグイベント、ビッグマッチが実現したことを神に感謝している。イギリスでの戦いはこれで2度目になるけど、本当にこの戦いは楽しみなんだ。イギリスは熱狂的なボクシング・ファンも多いし、アリーナはいつも超満員になる。

 こういったビッグイベントで試合を出来ることは素晴らしいことだよ。私とアンソニーはお互い同じようなスタイルを持ち、互いに多くのことをリスペクトしている。彼も私と同じように試合は厳しくなると認識しているだろうね。だからこそ、今、お互いハード・ワークしているんだ」。と語っている。

 ホルヘ・リナレスは手首の負傷後、約11カ月ぶりに2度目の舞台となる英国のリングへ復帰する。リナレスは休養王者扱いだが、WBCはダイアモンド王座をかける方針を決定。米ボクシングメディアで最も権威ある「リングマガジン」の王座もかけられることになっている。

 リナレスは2016年4月同級ライト級・正規王者デシャン・ツラテカニン(モンテネグロ)との対戦が大筋合意してたがリナレスの怪我によって試合は中止になっている。ツラテカニンは人気・知名度ほどないが、この試合は米Showtimeが中継することが決まり、プレミア・ケーブルTV局での中継を希望するリナレスにとって、危険な相手とはいえ好条件であった。

ライト級トップ戦線の今後

 英国王者が2人、英国を中心としたライト級トップ戦線の構図は今後大きく変わりそうだ。今後は英国以外、北米でもビッグマッチ、統一戦の機運が生まれそうだ。ビッグネーム、マイキー・ガルシアが2年半ぶり復帰。IBF世界スーパーフェザー級王者・ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)もライト級への転向が濃厚、タレント揃いの階級となっている。

 約2年半ぶりに北米のリングに復帰したマイキーは、10月15日ロサンゼルスで、モンテネグロ初の世界王者、WBC王者・デシャン・ツラテカニンへの挑戦が大筋合意しているという。まだ不透明な部分も多いが、リナレスが勝利した場合、WBC(世界ボクシング評議会)が王座統一戦の指令をする公算は高い。

 9月24日のリナレス、クローラの一戦はクローラが持つWBA(世界ボクシング協会)のタイトル、WBCのダイアモンド王座が認定。リナレスは休養王者であり、WBCのタイトルは掛けられない。休養王者がWBCの王座統一戦前に他団体のタイトル戦を行うのは異例。もっともこの辺りは認可団体の裁量でもあり、一概には言えないのが事実だろう。

 筆者もそうだが日本のファンは、リナレスがクローラに勝利。マイキーがツラティカニンに勝利し、リナレス、マイキーの実現を望むファンが多いのではないだろうか。マイキーはフリー・エージェントの身。今後、プロモーター、アル・ヘイモン氏と契約するか不透明な部分があるが、今の状況であれば決して実現不可能とは言えないマッチメークである。

次世代のエース候補、ロバート・イースター、ライト級トップの実力者リチャード・コミーと王座決定戦

 IBF(国際ボクシング連盟)は、ランセス・バルテレミー(キューバ)が王座を返上し空位となったIBF世界ライト級王座決定戦で、同級ランキング3位のリチャード・コミー(ガーナ)と、同級4位のロバート・イースターJr.(米国)王座統一戦を指令。米国現地時間9月9日に行なわれることが決定している。

 次世代のエースになるだろう長身のローバート・イースターJr.(米)、知名度こそ低いがライト級トップクラスの実力者であるリチャード・コミー(ガーナ)の一戦は興味深い一戦になりそうだ。

英国、プエルトリカン対決

 堅実なボクシング・スタイルを持つWBO世界ライト級王者・テリー・フラナガン(英)は次戦、IBF世界スーパーフェザー級王者・ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)との対戦交渉が進められている。ホセ・ペドラサは王座を返上しライト級へ転向することが濃厚。
 
 ペドラサは次戦、ジョボンタ・デイビス(米)との対戦交渉が浮上したが、ジョボンタ・デイビスは次戦WBA世界スーパーフェザー級王者・ジェイソン・ソーサ(米)との対戦が決定。ペドラサはライト級に転向することはほぼ間違いないと言っていいだろう。

 ペドラサをプロモートするルー・ディベラ氏は、WBO世界ライト級王者・テリー・フラナガンへの挑戦は英国で受ける意向であることを示している。いくつか紹介したが関連記事もあるので、そちらも是非参考にしてほしい。

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(Via:SkySports