「2016年間最高試合」にノミネートの呼声も高い。試合前フェザー級の体格や、対戦相手の水準を疑問視する声は多かった。しかし、終わってみればハイスキルな試合を展開。両者フェザー級において高い水準のフィジカル、タクティカル、タフネスを披露した試合だったと言える。

 7月30日ニューヨーク、ブルックリンにあるバークレイズ・センターで行われたWBA世界フェザー級タイトルマッチ、レオ・サンタ・クルス、カール・フランプトンの再戦が行なわれる見通しであることが明らかとなった。WBA世界フェザー級王者・カール・フランプトン(英)が、レオ・サンタ・クルス(メキシコ)との再戦を2016年12月に望んでいることを明かした。

 カール・フランプトンは、2016年7月30日米ニューヨーク、ブルックリンにあるバークレイズ・センターで、WBA世界フェザー級王者・レオ・サンタ・クルス(メキシコ)と対戦し2-0の判定で勝利し、2階級制覇を達成。レオ・サンタ・クルスは、プロ初黒星となった。

 レオ・サンタ・クルスと、サンタ・クルスのトレーナーを務める父・ホセ・サンタ・クルスは、(114-114,112-116,111-117)の判定結果に不服。サンタ・クルスは再試合条項があると主張、サンタ・クルス陣営は即時再戦を求めていた。

 一方、地元ではないがニューヨーク、アイリッシュの声援を見方につけ、無敗のまま2階級制覇を達成したカール・フランプトンは、「サンタ・クルスと再試合をすることになりそうだね。再試合については問題ないよ。前回の試合は素晴らしい試合だったし、私が勝利した試合だったと認識しているよ。

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 再試合となれば、前回より納得した勝利を得られると感じているよ。サンタ・クルスとの再試合はダイレクト・リマッチとなりそうだね。私は、12月のクリスマス前に再試合をすることを望んでいる。

 ベルファストで再試合を行いたいね。私は、母国ベルファストでサンタ・クルスのような国際的に有名なファイターとの試合を実現したい。ただ、米ラスベガス、ニューヨークになるかもしれないね。

 私がチャンピオンとして望むことは1つ、開催地がロサンゼルスでないことだ。再戦はファン、TV局も望んでいることだよ。私はサンタ・クルスからタイトルマッチのチャンスを貰ったことに感謝している。次は、私が彼に再戦のチャンスを与える番だよ」と語っている。

交渉の最大の焦点は開催地

 再戦合意の最大の焦点は開催地だろう。フランプトンは、再戦をレオ・サンタ・クルスが居住しホーム・タウンである米ロサンゼルスを除き、母国アイルランド、ベルファスト、ニューヨーク、ラスベガス開催を希望。対して、レオ・サンタ・クルスは、ロサンゼルス、ラスベガス開催を希望している。

 母国ベルファストであれば、オデッセイ・アリーナであれば1万1000人を収容可能。母国で絶大な人気があるフランプトン、サンタ・クルスとのビッグマッチが母国で実現となれば、大きなアリーナであっても問題なく。興行的にも成功するだろう。

 しかし、アウェーの判定に不服としたサンタ・クルス陣営が、ベルファストでの再戦を受けいれるとは考え難い。お互いの妥協点として、北米で中立なラスベガス開催が濃厚か。それでも、多くのヒスパニック層のファンがサンタ・クルスの応援にかけつけそうだ。何れにしても開催地の決定は難航する気配がある。

 無敗同士のビッグマッチを制したカール・フランプトンは、レオ・サンタ・クルス戦で50万ドルと母国ベルファストでの放映権料が支払われた。2017年は英国でIBF世界フェザー級王者・リー・セルビー(英)との王座統一戦のビッグ・ファイトが濃厚。米ニューヨークで好試合を演じファンを魅了し商品価値を上げたフランプトン。次戦以降の報酬は一気に上昇するだろう。

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(Via:boxingsene