PFP(パウンド・フォー・パウンド)頂上決戦が間も無く正式発表される。米国現地時間7日カリフォルニア州オークランドにあるオラクル・アリーナで、WBOL・ヘビー級インターコンチネンタル王座決定戦が行われ、アンドレ・ウォード(米)が、アレクサンデル・ブランド(コロンビア)を12回3-0(120-108)の大差の判定で勝利。次戦11月19日、米・ネバタ州ラスベガスにある「T-Mobileアリーナ」で、WBA・WBO・IBF世界L・ヘビー級王者・セルゲイ・コバレフ(ロシア)とのビッグマッチへ挑む。

 アンドレ・ウォード、セルゲイ・コバレフのビッグマッチは、直接対決前に1試合挟みその試合に両者が勝利することを前提として、セルゲイ・コバレフをプロモートするメインイベンツ CEO キャシー・デュバ氏と、ウォードをプロモートするロック・ネイション・スポーツ(RNS)、HBO(米・最大手ケーブルTV局)の3社間で合意している。

 アンドレ・ウォード、アレクサンデル・ブランドとの試合のオッズは「85:1」でウォードが圧倒的有利。試合が終わって見ればウォードの判定は明らかだった。「ノックアウトするのは難しかった」。ウォードが試合後に語るように、時よりワン・ツーのクリーン・ヒットを当て込むが、ディフェンシブなブランドのカウンターを警戒したのもあったのだろう。

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 序盤は静かな立ち上がり、ウォードはいつものように左ジャブ、左ボディ・ストレートと上下に散らし、ワンツーを起点として攻撃。上下の内分け、ワンツー、パンチの正確さ精度はPFPナンバー1と言っても過言ではない。

 対するブランドは、L字ガードを軸にカウンターで迎撃するスタイル。4回に右アッパー、6回に右を当て込んだものの正確にポイントアウトするウォードの差は明らかだった。

 深追いせず最後まで仕留め切ることはできなかった。いや、「仕留めなかった」と言うほうが正しいか。ウォードのスタイルから、もともとそこまでノックアウト欲は高くないだろう。「退屈だ」という声もある。この先、PFP頂上決戦が見えてくるよう試合ではなかった。

 試合前から、ブランドとの試合はミスマッチと批判する声も多かった。次戦コバレフ戦が確定していただけにPFPトップ同士の頂上決戦前の対戦相手として、コバレフとはタイプが違うアレクサンデル・ブランドを陣営がなぜ選定したかは疑問が残る。

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(Via: boxingscene