2015年8月米ニューヨーク・ブルックリンにあるバークレイズセンターで行われたWBA世界ミドル級タイトルマッチ、正規王者・ダニエル・ジェイコブス(米)、セルヒオ・モーラ(米)との再戦が、2016年9月9日米ペンシルバニア州レディングにあるサンタンデール・アリーナで開催されることが決定した。

 試合はPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)で開催されSpikeTVで中継される。アンダーカードには、IBF世界ライト級王座決定戦が、同級3位リチャード・コミー(ガーナ)、同級4位ロバート・イースターJr.(米)の間で争われる。

 IBF(国際ボクシング連盟)は、IBF世界ライト級王者・ランセス・バルテレミー(キューバ)に対し、リチャード・コミーと指名防衛戦をするよう指示したが、ランセス・バルテレミーは指名戦を回避し王座を返上している。

 ガーナ出身のアフリカン、リチャード・コミーは24戦全勝22KOの戦績。対する長身で193cmの長いリーチを持つロバート・イースターJr.は17戦全勝14KOの戦績となっている。

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 選手を評価する上で無敗のレコードはあてにならないことも多いが、持ち前の身体能力を活かしたパワフルなパンチ、フィジカル面も強く、膝も柔くディフェンス面でも安定感がある。知名度は低いが認可団体のランキングを別に考えてもライト級トップレベルの実力者であることは間違いないだろう。

 ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)、次期スター候補との呼声も高いフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)と比較してもトップクラスの実力者である。フロイド・メイウェザーJr.が推すロバート・イースターJr.戦をクリアすれば、アフリカンの存在は脅威となるだろう。

 リチャード・コミーにとってはようやくチャンスが回ってきた世界タイトルマッチ。そういった意味でも将来性をもった無敗同士の実力者のサバイバルマッチは、メインカード同等に好カードだと言える。

 米東海岸では人気・知名度を持ち次期スター候補と言われるフェリックス・ベルデホ。一方で、ベルデホの実力に疑問を呈す声も少なくない。ビジネス観点で人気・話題が先行するのがボクシング界、必ずしも実力者にスポットライトが当たるわけではない。だが何時の時代でも隠れた真の実力者が居ることを忘れてはいけない。

(Via: boxingscene