ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP)は現地時間21日、2016年9月10日米・カリフォルニア州イングルウッドにある「ザ・フォーラム」で、ヘスス・ソト・カラス(メキシコ)、亀海喜寛(帝拳)の再戦を行うことを正式に発表した。

 ソト・カラス、亀海の一戦は、同興行のメインイベント、WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ、王者・カルロス・クアドラス(メキシコ)、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)のアンダーカードで行なわれる。試合は、HBO(米・最大手ケーブルTV局)が午後10時(ET/PT時間)よりから配信。チケットは22日ticketmaster.comより販売が開始されチケット価格は、$300,$200,$100,$50,$20となっている。

 ソト・カラス、亀海の対戦カードを、興行を主催するK2プロモーションズ、帝拳プロモーションズに打診したGBPオスカー・デ・ラ・ホーヤ氏は「ファンが、亀海、ソト・カラスの初戦が年間最高試合と思うのであれば、ファンに伝えたいことがあります。両方のファイターは、真の勝者がどちらであるか証明する為リングで再び戦います」と述べている。

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 亀海は「ソト・カラスとの再戦のマッチメークを実現してくれたK2プロモーションズ、GBP、帝拳プロモーションズに感謝したいです。「ザ・フォーラム」という伝統的な会場でローマン・ゴンサレス、カルロス・クアドラスのアンダーカードに決まり光栄に思っています。私は、ソト・カラスの多くをリスペクトしています。カリフォルニアに居る偉大なボクシング・ファンにエキサイティングな試合を行うことを望んでいます」。述べている。

 対するソト・カラスは「私は、ヨシヒロ・カメガイのような偉大な戦士とまた戦えることに興奮している。私とカメガイは4月にビッグ・ショーをファンに届けた。9月の再戦も素晴らしいショーをファンに届けることが出来ると確信しているよ。」と述べている。

初戦はHBOでも不思議ではなかった

 亀海、ソト・カラスは再戦が確実視されてきたマッチメークである。初戦はGBP主催の「L.Aファイト」のメインカードでエストレージャTVで中継された。亀海は西海岸で、ロバート・ゲレーロ(米)、ペレス、ホルヘ・シルバ(米)ら実力者と対戦し好試合を演出し、西海岸でコアなボクシング・ファンにも認知され米国関係者らの間でも高い評価を得ている。

 初戦は米国のファン、ボクシング関係者の間でも待望視されノン・タイトル戦でありながら、好戦的選手同士の試合で注目度の高い試合だった。亀海、ソト・カラスは、HBOとライバル局であるShowtime(米・ケーブルTV局)のカードで、年間最高試合にノミネートされた実績もあり初戦をHBOが買いにでても何ら不思議ではなかった。

 ただ、ソト・カラスは2013年キース・サーマンに敗戦、2014年デヴォン・アレキサンダー(米)と2連敗。亀海も好試合を演出するも米国復帰戦で、アルフォンソ・ゴメス(メキシコ)に敗戦。試合内容も問われるが結果も問われるのが米国。

 好戦的同士の試合は年間最高試合になることは確実視されていたが、前試合の戦績の影響もHBOが中継に踏みきれなかったのが要因の1つ。もちろん、HBOのボクシング中継の予算が低予算であることも少なからず影響していたのではないだろうか。

再戦はロマゴン、クアドラスのアンダーカードに

 亀海、ソト・カラスは、人気・実力も兼ね備え米で最も権威ある「リング・マガジン」のパウンド・フォー・パウンド(PFP)の最高位に君臨するローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、カルロス・クアドラス(メキシコ)のアンダーカードで決定した。2016年9月17日に行なわれるカネロ、スミス戦のアンダーカードでの起用も噂されていたが、興行バランスを配慮してのことだろう。

 ローマン・ゴンサレスは、WBA・WBC・IBF世界ミドル級統一王者・ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)と米・西海岸、東海岸でダブルメインで興行を共にし、2016年4月マックウィリアムス・アローヨ(プエルトリコ)と対戦した試合では、100万件以上の高視聴件数をマーク。米国での人気、知名度は確実に上昇していることが分かる。
 
 米国で知名度が上がり、北米ボクシング市場で軽量級が再注目されているとは言え、興行を大成功に収めるにはゴンサレス、クアドラスのカードでは物足りないのは事実。ゴンサレスと契約するHBOの承認を得ることは難しいだろう。メインカードを盛り上げるセミ・ファイナルが必要不可欠である。

 米・西海岸南カリフォルニアで伝統的な会場である「ザ・フォーラム」。南カリフォルニアは多くのヒスパニックが居住している。コアなファン層をもち、西海岸がゆかりの地でもある亀海喜寛、ヘスス・ソト・カラスの再戦にまさに最適な地なのである。

 9月17日GBPが主催するカネロ、スミス戦のアンダーカードは正式決定してないが、ルイス・オルティス(キューバ)、ビリー・ジョー・ソーンダース(英)、サダム・アリ(米)らビッグネームが上がっている。既にビジネス・パートナーとして良好関係にあるGBP、K2プロモーションズ、帝拳プロモーションズが連携し、興行のバランスを配慮し対戦カードを提供したのだろう。

今後も茨の道が待っている

 米ボクシング・メディア、ファンが望む亀海、ヘスス・ソト・カラスの再戦が決定し、注目度の高い試合であることは間違いないが、その後世界タイトルマッチが保証されているわけではない。スーパーウェルター級は、ジャモール・チャーロ(米)、リアム・スミス(英)、ジャーメル・チャーロ(米)、エリスランディ・ララ(キューバ)と強豪が、人気者が集う。

 日本人としてこの階級で世界タイトルマッチの機会を得られるのは指名防衛戦くらいなもの。再戦を制すれば勝者は注目度の高い興行に次戦はマッチメークされる可能性があるが、スーパーウェルター級トップ戦線に食い込むのは茨の道である。ただ、再戦も歴史に残る試合になると確信している。

亀海、ソト・カラスの再戦記事はこちら

亀海喜寛、ソト・カラス、特集!再戦は大舞台に!

必ずしも実力者同士の試合がファンが求めている結果とはなり難い。しかし、この一戦は試合前から打撃戦になると大方が予想していた。それもそのはず、亀海喜寛(帝拳)、ヘスス・ソト・カラス(メキシコ)は、好戦的選手同士の戦いだからである。あの、カリフォルニア州ロサンゼルスにあるベラスコ・シアターで開催された、再戦が米西海岸の伝統的な会場「ザ・フォーラム」で実現する。 …

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(Via: boxingscene