トップランク(米・大手ボクシング・プロモーター) ボブ・アラム氏は現地時間5日、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)がWBO世界スーパーフェザー級王座を保持する見通しであることを発表した。ワシル・ロマチェンコは2016年6月11日ニューヨーク、マディソン・スクウェア・ガーデン・シアターでWBO世界スーパーフェザー級王者・ローマン・マルチネス(プエルトリコ)と対戦し5回KO勝ちを収め世界最速で2階級制覇を達成した。

  WBO(世界ボクシング機構)、トップランクは、ワシル・ロマチェンコが、フェザー級、スーパーフェザー級どちらの王座を保持するか、6月11日から60日間の間で決定することで合意。8月11日までに結論を出す必要がある。

 ワシル・ロマチェンコはフェザー級で、WBC世界フェザー級王者・ゲーリー・ラッセルJr.(米)との再戦、WBA世界フェザー級王者・レオ・サンタ・クルス(メキシコ)らとのビッグマッチを望むが、プロモーターの障害に阻まれスーパーフェザー級に階級を上げ、ローマン・マルチネスとの対戦にこぎつけた。

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 スーパーフェザー級に階級を上げたロマチェンコは、タフなマルチネスを相手にセンセーショナルなKO劇を見せた。ロマチェンコは、多彩なフットワーク、ポジショニング・チェンジで安全圏を作り、パワー・パンチを放ちマルチネスを寄せ付けなかった。

 この日、ロマチェンコのパフォーマンスは、異次元なのは勿論だがフェザー級の時と比較すると、スピード、パワーにも磨きが掛かったように思えた程だ。階級はスーパーフェザー級でも問題ないだろう。

ビッグマッチが実現すればフェザー級保持の可能性も

photo credit by:The Ring Magazine

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 ロマチェンコをマネジメントするイージス・クリマス氏は、「フェザー級でゲーリー・ラッセルJr.との再戦、WBA世界フェザー級王者・レオ・サンタ・クルス(メキシコ)との統一戦が可能ならば、フェザー級へ階級を落とすよ。統一戦は、ロマチェンコが望んでいるものだからね。
 
 スーパーフェザー級であれば、オルランド・サリド(メキシコ)との再戦もあるけど、先ずは統一戦を考えている。WBC世界スーパーフェザー級王者・フランシスコ・バルガス(メキシコ)、サリドの再戦の勝者と試合を行いたいと考えている。」と語っている。
 
 ロマチェンコがフェザー級を返上すれば、WBO世界フェザー級1位のオスカル・バルデス(メキシコ)と、2位のマシアス・ルエダ(アルゼンチン)が空位となった王座を争うことになる見通しだ。

 トップランク、アル・ヘイモン氏が和解したことを考えれば、2016年7月30日ニューヨーク、ブルックリンで行われるWBA世界フェザー級王者・レオ・サンタ・クルスとカール・フランプトン(英)の勝者と試合をすることも視野に入ってくるが、トップランクの計画にも大きく左右されそうだ。

(Via:The Ring