関係者の話によると、2016年秋にも実現が期待されるミゲール・コット(プエルトリコ)、ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)の対戦交渉が継続して行われていることが明らかになった。コットをプロモートするロック・ネイション・スポーツ(RNS)は10月8日、15日を開催を目標に交渉を進めているという。

 交渉の最大の焦点はウェイトだ。コットは150パウンドで試合を望むが、マルケスは147パウンド(ウェルター級リミット)以下での試合を望み、当日計量で10パウンド以上の増加を禁止する契約を望んでいるという。コットは直近のサウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)との試合は、155パウンドのキャッチウェイトで行っている。

 対して、マルケスは2014年5月17日米・カリフォルニア州イングルウッドにある「ザ・フォーラム」で、マイク・アルバラード(米)と143パウンドでのキャッチウェイト。マルケスは2012年12月8日米・ネバタ州ラスベガスにあるMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われたマニー・パッキャオ(フィリピン)との試合がウェルター級リミット(147パウンド)での最後の試合だ。

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 ミゲール・コットの次戦は2016年6月米・ニューヨーク、ブルックリンにあるバークレイズ・センターで計画。ディエゴ・チャベス(アルゼンチン)、ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)らが対戦候補として浮上するが試合は延期となった。コットの次戦は1500万ドル(約15億4000万円)の報酬が確約されているという。

 次戦1500万ドルの報酬を考えれば、資金調達するにはHBO(米・最大手ケーブルTV局)ペイ・パー・ビュー(PPV)に頼るしかない。しかし、HBOは親会社タイム・ワーナーの業績不良の影響も有り、2016年度のボクシング中継の予算は激減。それに見合うマッチメークが実現しなければ、HBOの承諾を得るのは難しい。

 ネーム・バリューが高い水準の対戦相手を見つけることが、コットの次戦の鍵を握る。ウェルター級〜スーパーウェルター級の間で考えれば、ネーム・バリューの有るファン・マヌエル・マルケスの他に、アル・ヘイモン氏傘下のファイターとなるが次期スター候補生達がしのぎを削る。

 RNSはコットと5000万円の大型契約を締結。次戦が決まらない要因としてRNS傘下での契約ファイターが少ないのも要因の1つだろう。ファンが求める試合を実現するには、他プロモーターとの協力が必要不可欠だ。

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(Via: boxingscene