現地時間9日(月)中国・北京で、サンプソン・ボクシング サンプソン・リューコウイッツ氏が記者会見を開き、2016年6月24日、中国・北京にあるキャピタル・インドア・スタジアム(首都体育館)で、WBA世界スーパーフェザー級王者・ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)が、同級ランキング8位のジェイソン・ソーサ(米)を相手に2度目の防衛戦を行うことを正式発表した。

 サンプソン・リューコウイッツ氏は記者会見で、マックス・パワー・プロモーションズと中国・北京で年4回のボクシング・イベントを共同開催する計画があることを発表。この興行は中国・北京での第1回目の興行となる。会場は、北京五輪の会場にもなったおよそ18,000人を収容できる「首都体育館」で行なわれ、CCTV5(中国TV局)が配信する。

 フォルトゥナは、「中国で試合ができることを光栄に思ってます。ジェイソン・ソーサは強い相手ですが、私のほうが彼よりも多くのスキル、才能をもち優れていると信じてます。パワー・パンチも私のほうが上。私はこのような大きな舞台で世界タイトルマッチをすることを待っていました。母国とチームの為に戦える試合を楽しみにしています。」とコメントした。

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 ジェイソン・ソーサは、「これは絶好の機会だよ。世界タイトルマッチの機会は、全てのボクサーにとって夢の舞台だからね。試合は、フォルトゥナのスタイルで決まるよ。俺は、スマートに戦いフォルトゥナの出方を見る。彼が望めば、戦争のようなファイトも出来るし、アウト・ボックスも出来る。母国を出て戦うことは初めてで緊張してるけど、中国での試合が待ち遠しいよ。これは大きな経験にもなるしね」とコメントしている。

 サンプソン・リューコウイッツ氏は、アル・ヘイモン氏が陣頭指揮を執るPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)の興行も手掛け、ヘイモン氏とはビジネス・パートナーである。ヘイモン氏は、フォルトゥナのアドバイザーを務めるが、中国・北京での興行が、PBCとして米国へ配信するのかは決まっていない。

今後、中国は米国に次ぐ巨大な市場へ

 中国は、アジアのボクシング興行の拠点として注目を浴びている。中国は、トップランク(米・ボクシング・プロモーター)も、北米に次ぐアジア戦略拠点として「マカオ」での興行を行い成功を収めた。しかし、景気低迷と「反腐敗のキャンペーン」の打撃を受けたマカオからは撤退の意向を示している。

 トップランクはマカオから撤退したが、中国市場は大きい。2013年7月26日中国マカオにあるザ・ベネエチアン・マカオのコタイ・アリーナでトップランクが主催した興行では、中国国内の国営放送局のCCTV、インターネットのストリーム配信を併せて「2億人」が視聴したという。

 HBO(米・最大手ケーブルTV局)の平均視聴件は、100万件。米・地上波NBCでの視聴件数が300万件ということを考えれば、中国市場はとてもつもなく大きい。トップランク ボブ・アラム氏は、PPV(ペイ・パー・ビュー)5ドルの低額で配信したい意向を示していた。

 今後、トップランクもアジア戦略拠点として、上海、香港、シンガポールでボクシング市場を活性化し新たな市場を作ろうとしている。市場が大きい中国でのPPVビジネス・モデルは、成功すれば米国のボクシング市場を大きく上回ることは間違いなく無限の可能性を秘めていると言える。

 そして、試合が米国へ配信されれば、今後、日本人ボクサーにとって中国での興行は、米国へのリングに上がるチャンスを得る大きい機会になるだろう。

(Via:ESPN