ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)は、交渉が決裂したWBA世界フェザー級王者・ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との交渉を振り返り「KOでしか勝利が見込めないロマチェンコとの試合はリスキーだ」と米・ボクシング専門メディア「The Ring」のインタビューを通じて語った。 

 「ロマチェンコは、対戦する相手の中で最も良い相手の1人だ。我々は、報酬について75万ドル〜80万ドルの一定額を求めていた。彼らが”ノー”と言ったんだ。彼らが掲示した金額は、55万ドル。我々は、55万ドルでロマチェンコと戦うつもりは無いよ。

 ただ、我々はビッグ・ネームとの対戦を待ちわびている。今年の目標は、ビッグネームと試合をし大金を稼ぐことだ。皆、知ってのとおりロマチェンコは、決定打を打つことが出来ない。私が彼に勝つ唯一の方法は、彼をノック・アウトするしかない。55万ドルじゃあまりにもリスキーな戦いなんだ。」と語っている。

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 ニコラス・ウォータースは、2016年2試合をトップランク主催のカードでビッグ・ネームとの対戦を希望。HBO(米・最大手ケーブルTV局)は、今回の件に関し問題視しておらず、2、3ヶ月の内に次戦が決定するだろうと述べている。ウォータースは、現地時間6月4日米・カリフォルニア州カーソンズにあるスタブハブ・センターで行なわれるWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、フランシスコ・バルガス(メキシコ)、対、オルランド・サリド(メキシコ)の勝者に照準を合わせているという話が浮上している。

 ロマチェンコ、ウォータース戦は、興行を主催するトップランクがウォータース陣営へ過去最高額となる55万ドルの報酬を掲示したが、ウォータース陣営は同意することなく交渉は決裂。ロマチェンコは、ウォータースが勝利した場合、自ら30万ドルをウォータースへ支払うと呼びかけたが、ウォータース陣営は正式な通知として受け取っていなかった。

激戦区スーパーフェザー級 統一戦の機運が高まる

 ロマチェンコがスーパーフェザー級へ階級を上げることにより、WBO王者・ローマン・マルチネス(プエルトリコ)、WBA正規王者・ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)、IBF王者・ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)、WBC王者・フランシスコ・バルガス、WBAスーパー王者・ジョスレル・コラレス(パナマ)、三浦隆司とタレントが揃う。

 6月11日米・ニューヨークで行なわれるマルチネス、ロマチェンコの勝者には、6月4日に行なわれるバルガス、サリド戦の勝者。WBA王者・ハビエル・フォルトゥナとの統一戦の話題が挙がっている。4月27日、内山高志から王座を奪取したジョスレル・コラレスは、正規王者・ハビエル・フォルトゥナとの統一戦を希望し盛り上がりを見せている。

 内山高志の長期政権が崩壊後、今まで、動きが少なかったスーパーフェザー級戦線に大きな動きが見られはじめ、統一戦、ビッグマッチの機運が生まれてきている。今後、5月7日に復帰戦を行う三浦隆司もトップ戦線食い込むと見られスーパーフェザー級戦線から目が離せなくなりそうだ。

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(Via:The Ring