現地時間2016年5月2日、交渉が進めらていたWBO世界スーパーライト級王者・テレンス・クロフォード(米)と、WBC世界スーパーライト級王者・ビクトル・ポストル(ウクライナ)の王座統一戦の交渉が纏まり合意。興行を主催するトップランク(米・大手ボクシングプロモーター)は、現地時間5月10日米・カリフォルニア州ビバリーヒルズで、公式記者会見を予定していることを発表した。

 試合は、米・ネバタ州ラスベガスにあるMGMグランド・ガーデン・アリーナで行われ、HBO(米・最大手ケーブルTV局)が、ペイ・パー・ビュー(PPV)で配信。PPV価格は未定だが、トップランク ボブ・アラム氏は、50ドル前後を予定していると話している。

 PPVアンダーカードは、2016年4月9日、パッキャオ、ブラッドリーのアンダーカードで、アルツール・アブラハム(ドイツ)と対戦し12回3−0の判定(120−108)フル・マークで勝利を収めたWBO世界スーパーミドル級王者・ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)が再びMGMに登場。ドミニク・ビティッチ(ドイツ)との初防衛戦が決定している。

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 ボブ・アラム氏は、PPVアンダーカード枠として、フェザー級トップ・プロスペクトとの1人オスカル・バルデス(メキシコ)を最優先候補として挙げ、ホセ・べナビデスJr.(米)、フランシスコ・サンタナ(米)らの名を挙げた。

 PPVアンダーカード枠で行なわれるかは不明だが、ロンドン五輪ミドル級の金メダリスト、村田諒太(帝拳)も同興行に条件付きで出場が内定。5月14日香港で行なわれるフェリペ・サントス・ペドロソ(ブラジル)とのプロ10戦目で勝利し、怪我を負わないことが条件とされている。

 村田は、2015年11月7日ネバタ州ラスベガスにあるトーマス&マックセンターで、ブラッドリー、リオスのアンダーカードで出場。正式決定となれば、北米で2度目の舞台に立つことになる。

 ビクトル・ポストルは、ダニー・ガルシアが返上したWBC世界スーパーライト級王座決定戦で、ルーカス・マティセ(アルゼンチン)と対戦し10回KO勝利。ハード・パンチが売りのマティセだが、この日は、リーチ、自身のアドバンテージを最大限に活かす戦いをしたビクトル・ポストルを捉えることは出来なかった。前WBC王者・ダニー・ガルシア(米)が、ポストルとの指名戦を延期し、回避した理由も概ね納得できる。

 スター候補のテレンス・クロフォードは、ライト、スーパーライト級で実力者に勝利し、ボクシング関係者の間で評価は上がっているのは事実。技巧派のポストルは厄介な相手だが、印象的なフィニッシュが出来れば、クロフォードの評価は更に上がるはずだ。

 トップランクは、2016年3試合を予定。クロフォードは、地元ネブラスカ州オマハでは絶大な人気を誇るが、人気・知名度は全米レベルとは言えない。もう一段階上のステージに上がるには、ビッグ・ネームとの対戦は不可欠となるだろう。

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(Via: boxingscene