サイクロン・プロモーションズは、現地時間4月28日、元IBF世界スーパーバンタム級王者・カール・フランプトン(英)が、米国現地時間2016年7月30日、ニューヨーク、ブルックリンにあるバークレイズ・センターで、WBA世界フェザー級スーパー王者・レオ・サンタ・クルス(メキシコ)と対戦することをメディアに通知。近く正式発表される見通しとなっている。

 カール・フランプトンは、IBF(国際ボクシング連盟)から、IBF世界スーパーバンタム級1位の和氣慎吾(古口)との指名戦を命じられていたが、WBA世界フェザー級スーパー王者・レオ・サンタ・クルスへ挑戦する方針を決定。これにより、保持していたIBF世界スーパーバンタム級王座を返上した。

 フランプトンが、2016年2月27日、スコット・クイッグ(英)との統一戦で、獲得した同級WBAの王座は、WBA世界スーパーバンタム級休養王者・ギレルモ・リゴンドー(キューバ)との統一戦に応じなかったとし、WBAは王座を剥奪している。

 ニューヨーク・アスレチック・コミッションは、ルー・ディベラ エンターテイメントが、7月30日ニューヨーク、ブルックリンにあるバークレイズ・センターで興行を開催する通知を受信したことを発表。試合は、Showtime(米・大手ケーブルTV局)で中継する見通しとなっている。

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 フランプトンは、「WBAのベルトを故郷ベルファストに、100%持ち帰る自信がある。このベルトは、私のマネージャーであるバーリ・マクギガン氏が30年前に保持したベルト。サンタ・クルスとの試合は、そのベルトを取り戻す良い機会なんだ。

 彼(サンタ・クルス)は、攻撃的で前にでてくるアグレッシブな無敗の王者だけど、彼のスタイルは私のスタイルと噛みあうと思っている。サンタ・クルスとの試合は、チームも長い間望んでいた試合だし我々には、サンタ・クルスを破る武器があるんだ。彼は、手数も多いし素晴らしい試合になる。

 ニューヨークで試合が出来ることに興奮しているよ。ニューヨークは、多くのアイルランドのコミュニティもある素晴らし都市なんだ。試合当日は、ベルファスト、英国、アイルランドから多くのファンが集まることから、試合が行なわれる7月30日、バークレイズ・センターは、良い雰囲気になると予想している。」と語っている。

 Showtimeは、2016年夏、サンタ・クルス、フランプトンを行う予定であることを公式に発表。もともと、フランプトンは、減量苦を明かしフェザー級へ階級を上げることを示唆していた。レオ・サンタ・クルスは、2016年3月にキコ・マルチネスを破り、その後、フランプトン戦を強く望んでいた。2人は、試合実現に向け障害もなく規定路線だったと言える。
 
 フランプトン陣営としても、スコット・クイッグとのビッグマッチに勝利し、リスキーなWBA世界スーパーバンタム級王者・ギレルモ・リゴンドー(キューバ)との王座統一戦、IBF世界スーパーバンタム級1位の和氣慎吾(古口)との指名戦を選択するより、同級WBA、IBF王座を返上し、勝つことにより、米国での知名度・人気、より多くの報酬を見込めるサンタ・クルスとのビッグ・マッチを選択したことは合理的だと言える。

 サンタ・クルスは、2015年8月、アブネル・マレス(メキシコ)、2016年3月にキコ・マルチネス(スペイン)を破り、スーパーバンタム級時代に、無名選手を相手に高額な報酬を得ていると非難されていたが、サンタ・クルスの評価も見直されたはずだろう。しばらく、フェザー級はレオ・サンタ・クルスが台風の目となりそうだ。
 
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(Via:ESPN Boxing