WBO世界スーパーミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース(英)が英マッチルーム・ボクシングと複数戦契約を交わしたことが分かった。サンダースは、長いあいだ英老舗プロモーターのフランク・ウォーレン氏と契約していたが契約を満了、10日後というスピード感でマッチルームを指揮するエディ・ハーン氏と契約を交わした。
 
 サンダースは「10年もの間、フランクがしてくれたことに本当に感謝している」と述べた。サンダースは、2007年コモンウェルス選手権、ストランディアカップで優勝、2008年北京五輪大会にウェルター級で出場。2008年プロへ転向フランク・ウォーレン氏と契約を結んだ。

 その後、BBBofCタイトルを獲得、2015年12月英国マンチェスターで、WBO世界ミドル級王者アンディ・リーと対戦して12回2−0の判定勝ちを収め王座獲得に成功。しかし、その後は試合枯れの影響もありキャリアは思うように進んでいない。

 WBO王座獲得、自身の怪我や対戦相手が逮捕されるなどの影響で、2016年は1試合と停滞気味だったが、2017年はウィリー・モンローJr.(米)、デビッド・レミュー(カナダ)と2戦し試合枯れは解消に向かった。

 しかし、2018年10月、デメトリアス・アンドレード(米)戦で、試合前のVADA(ボランティア・アンチ・ドーピング)機関によるドーピング検査で、サンダースの尿検体から禁止薬物として指定されているオキシロフリンの陽性反応を示し試合は中止になっている。

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サンダースがマッチルームと契約するとどうなるのか

photo by:boxingscene


 「ゴロフキン、カネロと同じサークル内にいる。彼らの言い訳にはいい加減うんざりしている。彼らと戦うためにこうやって動いたんだ。興行的にも大きな意味があるし、彼らと同じネットワークにいるし理にかなっている」

 サンダースがマッチルームと契約したことで、ミドル級、スーパーミドル級でいくつかのオプションがでてきそうだ。これまで、サンダースはプロモーターの弊害でミドル級でビッグマッチを実現することが難しい状態にあった。

 サンダースはクイーンズ・ベリー・プロモーションズを主宰するフランク・ウォーレン氏と契約していたが、サンダースをマネジメントするMTKグローバル社が米ESPNと提携関係にあるトップランク社と契約を結んだことで、対立関係にあるDAZN(ダ・ゾーン)と契約するゴロフキンやカネロとの対戦が難しかった。

 しかし、今回サンダースがDAZNと契約するマッチルームと契約したことで、ホスト局の問題がなくなり、ゴロフキンやカネロとの対戦も両陣営が臨めばそう難しくはなくなる。「168ポンドのタイトルを保持しているけど、160ポンド(ミドル級リミット)にすることもできる」

 エディ・ハーン氏の言うとおり、ミドル級でのビッグファイトに加え、サンダースはWBOスーパーミドル級王者であることから、スーパーミドル級に近く階級を上げることを示唆しているダニエル・ジェイコブス(米)や、WBA世界スーパーミドル級スーパー王者カラム・スミス(英)との王座統一戦もオプションの1つになりそうだ。

(Via:ESPN

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