IBF(国際ボクシング連盟)は、WBA・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者アンディ・ルイスJr.(米)の次戦の対戦相手としてアンソニー・ジョシュア(英)を条件付きで承認したことを発表した。IBFは、6月1日ジョシュアを下したルイスに対し、同級1位クブラト・プーレフ(ブルガリア)との指名戦を義務付けていた。

 ルイスをプロモートするTGBプロモーションズのトム・ブラウン氏は、IBFへ選択防衛戦の承認を要請し2万ドルを支払った。これを受けIBFは理事会で、ルイスの選択防衛戦を認めるか否かの投票を行い、過半数がルイス陣営の選択防衛戦を認める方向で意見が一致。条件付きで選択防衛戦を認めた。

Sponsor Link

ルイス対ジョシュア再戦の交渉は難航

photo by:boxingscene

 まず、ルイス対ジョシュアの再戦は12月7日までに行う必要がでてくる。再戦の交渉は、当初、初戦が行われた米ニューヨークMSGが候補に挙っていたが、英国カーディフが最有力だと考えられていた。しかし、ルイス陣営は薬物スキャンダルで揺れジョシュアの母国英国開催に同意することはなかった。

 7月20日、英ロンドンでディリアン・ホワイトは、オスカル・リバスと対戦したが、薬物検査で陽性反応を示していた。しかも、これは試合開催の3日前に分かっていたとして物議を醸している。

Sponsor Link

ルイス対ジョシュア再戦は中東サウジアラビア

 再戦交渉の陣頭指揮をとるエディ・ハーン氏は、再戦は中立国で行うことに迫られた。エディ・ハーン氏は「サウジアラビア、アブダビ、ドバイ、カタールからオファーがあった」石油依存経済から脱却を目指している中東からオファーがあったことを明かした。

 そして、最終的にサウジアラビアに決定。再戦候補地として挙っていた米ニューヨークMSG、英カーディフを上回る巨額の金を交渉テーブルの上に積んだ。米メディアによれば5000万ドル(約53億2197万円)という巨額の資金が動いたという。まだ、会場は決まって無いがリヤド近郊のディルイーヤにある屋外会場が候補に挙っている。

 ただ、サウジアラビア開催にあたり国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、人権問題や昨年、サウジアラビア人記者ジャマル・カジョギ氏がトルコのサウジ総領事館で殺害された件を挙げ非難している。

 マッチルームとDAZN(ダ・ゾーン)は提携関係にあるが、現時点では英スカイ・スポーツがPPV(ペイ・パー・ビュー)配信することが決まっている。ただ、第一戦がルイスの番狂わせで世界的にも注目を浴びる再戦は、かなりの購読者が獲得できることから、DAZNが放映権の獲得に向かうと大方が予想している。

 そして、2つ目の条件はルイス対ジョシュア再戦の勝者は2020年5月31日までに、指名挑戦権をもつクブラト・プーレフとの対戦を義務付け、書面に同意することを条件としていた。ただ、オフィシャル発表となったが、900万ドル(約9億5600万円)の報酬を受取ると言われているルイスは沈黙を守っており、PPV報酬分配など条件面で同意できているか不安は残る。

(Via:ESPN

Sponsor Link

ルイス対ジョシュア再戦の関連記事

ルイス対ジョシュア再戦の決戦地は米国か英国

ルイス対ジョシュア再戦の勝者はウシクと指名戦今後のヘビー級を占う

Sponsor Link