【結果】ジョシュア・フランコ対アンドリュー・マロニー

 ジョシュア・フランコ(米)対アンドリュー・マロニー(豪)戦は無判定試合という最悪のシナリオで終わった。2ラウンド、右目が完全に塞がったフランコ。主審は1ラウンドに偶然のバッティングがあったと主張。その後、コミッションのよる検証が行われたがフランコの負傷は偶然のバッティングによるもの無判定試合となった。

 クロフォード対ブルックのレビュー記事はこちら

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アンドリュー・マロニー

アンドリュー・マロニー
国籍 オーストラリア
年齢 29歳
身長 165cm
リーチ 165cm
スタイル オーソドックス
米リング誌 8位
ESPN 6位

プロ戦績 22戦21勝14KO1敗 KO率63%

アマチュア戦績 61勝19敗

2013年世界選手権 2回戦敗退
2011年世界選手権 1回戦敗退
2009年世界選手権 1回戦敗退

 井上と対戦したジェイソン・マロニーの弟がアンドリュー。豪の中流家庭で育ったアンドリューがボクシングをはじめたのは13歳。アマチュアの国際舞台では、3大会、世界選手権に出場し兄のジェイソンよりも実績を残している。

 2014年、英グラスゴーで開催されたコモンウェルス・ゲームズにフライ級に出場し優勝を果たしプロへ転向。2017年、マネージャーのトルジ氏、兄のジェイソンと共に9月米カリフォルニアで挙行される「Superfly」のイベントを観戦するため渡米。

 渡米の目的はスーパーフライ級王者らの視察だ。「Superfly」はWBC世界スーパーフライ級王者シーサケット、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)、WBO王者井上尚弥らが集結したイベントだった。

 ルイス・コンセプション(パナマ)、ミゲル・ゴンサレス(チリ)ら中堅選手をTKOで下すと、2019年、ESPN(米スポーツ専門チャンネル)と提携するトップランク(米有力プロモーター)と契約を交わした。

 そして、2020年6月、空位のWBA世界スーパーフライ級王座決定戦をジョシュア・フランコ(米)戦が締結。序盤、有利に進めるも中盤以降フランコの反撃にあい11回にダウンを奪われ判定負け。プロ初黒星を喫したアンドリューは再戦条項を行使。スーパーフライ級レジェンドらとの戦いの前にハードルをクリアできるだろうか。

ジョシュア・フランコ、戦績キャリア

ジョシュア・フランコ
国籍 米国
年齢 25歳
身長 165cm
リーチ 170cm
スタイル オーソドックス
米リング誌 6位
ESPN 6位

プロ戦績 20戦17勝8KO1敗(1KO)2分 KO率40%

獲得タイトル
WBA世界スーパーフライ級王座
 (スーパー王者ローマン・ゴンサレス)

アマチュア 96戦

“NO FLUKE”、アンドリュー・マロニーとの初戦はまぐれではなかった。

 ジョシュア・フランコは、米テキサス州アントニオ出身の25歳。GBP(ゴールデンボーイ・プロモーションズ)と契約、カリフォルニア州オックスナードに本拠地を置く名匠ロバート・ガルシア氏がヘッドトレーナーとして就任している。

 フランコの転機となったのがプロで唯一の初黒星を喫した2018年3月ルーカス・エマニュエル・フェルナンデス戦だった。「フェルナンデスに負けたこと見つめ直すきっかけとなった。あの試合で自分を知ることができた感謝している」。と述べている。 

 フランコの名が知られたのはオスカー・ネグレテ(米)との3連戦。フランコが1勝2分としている。標的とするのはマロニーと同じくスーパー王者に君臨するWBAスーパー王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)だ。マロニーを返り討ちにすれば、ゴンサレスとの王座統一戦が視野に入ってくる。

フランコ対マロニー結果

 後味の悪い結果となってしまった。偶然のバッティング、4ラウンド消化してないことから無判定試合。ジョシュア・フランコ(米)のもつWBA世界スーパーフライ級王座の移動はなく現状維持となった。

 1ラウンド、マロニーはジャブを軸に組み立て主導権を握った。一定の距離を保ち鋭いジャブと、ワンツーから左フック、ボディと速いコンビネーションで攻めた。フランコは、ジャブに対し右クロス、ジャブのリターンで対抗した。

 2ラウンド、フランコの右目が腫れ完全にクローズすると、マロニーは鋭いジャブとフットワーク、コンビネーションでペースを握った。2ラウンドおわり、フランコの右目を確認。主審のラッセル・モーラ氏は偶然のバッティングを主張。”No Decision”となった。

 試合を管轄するNSAC(ネバダ州アスレチックコミッション)とベテランの主審ロバート・バード氏、ジェイ・ナディ氏とビデオ検証がスタート。26分にも及んだが裁定は覆らなかった。焦点はフランコの目の負傷が、マロニーによる打撃によるものか。偶然のバッティングなのか。偶然のバッティングであれば無判定試合。有効打であればマロニー勝利となる見通しだった。


 筆者が見る限り1ラウンド、偶然のバッティングはいくつか確認できたが腫れの直接的な原因かはわからなかった。2ラウンド、マロニーの有効なジャブがフランコの右目に着弾し腫れに繋がったように見えたが、コミッションは、偶然のバッティングによるもの「No Decision」の裁定を下した。

 トップランク社ボブ・アラム氏は「パンチが原因」とコミッションの裁定に不満を示し、マロニー陣営は裁定結果を不服として申し立てる姿勢を示している。フランコ対マロニーの3部作目は近いうちにセットされるだろう。

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