【結果】テレンス・クロフォード対ショーン・ポーター

 WBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米)が11月20日米ラスベガスでショーン・ポーター(米)を10回TKOで破り5度目の防衛に成功した。

 愛称”Bud”も良いが”フィニッシャー”が似合う。ポーターの攻撃に苦戦したもの一発有効打を当ててからフィニッシュに時間はかからなかった。強豪との対戦がなく評価に苦しんだクロフォードはウェルター級で存在感を高めたことは間違いない。

 クロフォードは38戦全勝29KO、負けたポーターは36戦31勝17KO4敗1KO1分とした。

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どんな戦いだったのか

ショーン・ポーター

米リング誌 4位

 契約するPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)傘下で、エロール・スペンス・ジュニア(米)、キース・サーマン(米)、ダニー・ガルシア(米)らとトップ争いを繰り広げウェルター級戦線を盛り上げた強豪の1人だ。

3敗の負けは、エロール・スペンス・ジュニア、キース・サーマン、当時ウェルター級プロスペクトとして高い評価を得ていたケル・ブルック(英)のみ。何れも接戦でクロフォードと同じく高評価のスペンス、サーマンでもポーターのタフネスに手を焼いていた。

テレンス・クロフォード
米リング誌 2位

 ウェルター級に参戦して6戦全KO。クロフォードに不足していたのはウェルター級強豪との戦いだった。

 最大のライバルIBF・WBC世界ウェルター級統一王者エロール・スペンス・ジュニア(米)と肩を並べるもの、トップクラスと戦った経験がなかったことでクロフォードは評価に苦しんでいた。

 もっとも、それはトップランク社がマッチメークできなかったことが原因だ。ウェルター級中心を傘下に集めるのは北米最大勢力のPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)。トップランク社とはライバル関係にありクロフォードはプロモーターの壁に阻まれたのである。

 ようやく締結したビッグ・ファイト。背景にはペイ・パー・ビュー(PPV)が成立したことも関係していた。

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クロフォード対ポーター結果

 苦戦の部類にはいるだろう。ポーターのコンディションは良くなかったという話もある。だが、それでもウェルター級トップクラスのライバル達が最後まで詰めきれなかったポーターを明白に落としストップ勝ちしたことの意味は大きい。

 ポーターはフットワークを刻みフェイントを交え、フィジカルを存分に使いクロフォードにアタックしたが、それを上手く利用され最後はクロフォードのカウンターの餌食になった。

 クロフォードはウェルター級に参戦した以降、もっとも苦戦した戦いになるだろう。前半こそポーターの強いジャブや右ストレート、ラフ・ファイトに苦しんだ。5ラウンド以降、クロフォードがペースを掴みかけたがポーターの反撃もあり完全にコントロールすることはできなかった。

 序盤はシーソーゲーム。4回までのスコアはジャッジ3人がイーブンだった。

 目立ったのがポーターの攻撃だ。1回はポーターのパワージャブと執拗なアタックが際立った。クロフォードは様子見モード。クロフォードが前にでる形をとるが、ポーターのパワーを警戒してかなかなか踏み込めずにいた。

 4回、クロフォードはサウスポーに完全にスイッチ。右リードを使いながらポーターの突進の出鼻を叩き接近戦は体位の入れ替えとクリンチで徹底的に外した。

 6回以降、クロフォードがエンジンをかけポーターが軸としていた右ストレートから左フックに対しショートの右カウンターを設置。徐々にポーターに適応してきた。

 しかし、ポーターもラウンドの後半はアグレッシブに攻撃し挽回。クロフォードにペースを渡さないためロープに追い込みラッシュしアピールした。

 7回、両者ペースダウン。小休憩といったところか。

 クロフォードはここまで、的確なパンチでポイント・アウトしてきたが見方によっては割れるラウンドがあり山場を作りたかった。

 迎えた10回、ポーターの左右にフックをステップ・バックで交わし右ショートのカウンターで顎を打ち抜きダウンを奪った。ダウンを喫したポーターは立ち上がったがクロフォードの右ストレートを貰い2度目のダウン。

 2度目のダウンを喫したポーターはキャンパスを叩き悔しがり立ち上がったが、コーナーの父親ケニー・ポーターがロープに登り試合終了を宣言。試合は終わった。

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