【結果】ジャロン・エニス対トーマス・デュロルメ

 ジャロン・エニス(米)、トップホープの1人がまた見せてくれた。トーマス・デュロルメを1回ノックアウト勝ち。デュロルメが中盤以降までもつと思ったが、試合前のエニスの言葉どおりノックアウト狙いではなく序盤から倒しにかかった。

 ムービンセンスに優れ、スイッチもできる。戦略なしというが適応力も高い。エニスのシャープなジャブに対し、序盤デュロルメが応戦。距離を使いロング・スタンスからジャブ、右オーバーハンドを決めダウンを奪うとフィニッシュ。完璧なパフォーマンスだった。

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どんな戦いだったのか

 ウェルター級新星ジャロン・エニス(米)、最終試験といったところ。

 デュロルメは、31戦25勝16KO5敗1分。直近、5戦のうち1勝。WBA王者ジャーマル・ジェームス(米)、エイマンタス・スタニオニス(リトアニア)に敗北。現時点でトップコンテンダーではないが、トップ・クラスと対峙していることから2022年タイトル挑戦を目論むエニスにとって力量を確かめるには格好の相手だ。

 ウェルター級トップ・クラス、ヨルデニス・ウガス(キューバ)、王者ジャーマル・ジェームス。ジェシー・バルガス(米)。スーパーライト級で現WBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米)らと対戦しているが何れも敗北している。

 エニスは28戦27勝25KO(1無効試合)。米フィラルデフィア出身、身長178cm、リーチ188cmと体格に恵まれ、スピード、パワー、身体能力も優れている。

 ESPN(米スポーツ専門チャンネル)が選ぶ25歳以下のボクサーで7位と高評価。陣営は2022年ウェルター級でタイトル奪取の機会狙っている。

 直近、セルゲイ・リピネッツ(ロシア)を6回粉砕。タフなリピネッツが試練を与える可能性もあったが、元王者に何もさせずノックアウト。一次試験をクリアしたエニスはトップ・クラス戦線参入を果たした。

 「ノックアウトを狙うのではなくノックアウトを取りにいく」
 デュロルメに印象的な勝ちかたをすればエニスの存在感はさらに増す。

 デュロルメはエニスと同じ新鋭のエイマンタス・スタニオニス。今回、興行のメインを務めるジャマル・ジェームス(米)に判定まで粘っている。

 エニスは、スピード、パワーだけでなく引き出しも多く高等スキルを持つがまだ、長期戦になった場合のスタミナ、戦術、タフネス、リカバリー力は証明されていない。

 デュロルメが試練を与えれるだろうか。高い水準の技術、身体能力を持つエニスが有利だ。筆者は、エニス中盤以降ノックアウトすると予想している。

 勝てば現王者らも無視できない存在になることは間違いない。

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エニス対デュロルメ

 序盤たちあがりから主導権を握りにいったのがエニスだったが、エニスのジャブに対しデュロルメも後退することなくジャブの返しで応戦した。

 試合が動いたのが1回中盤。エニスがペースアップ、デュロルメのダックに合わせ右オーバーハンドを見舞うとデュロルメはそのままマットに沈んだ。デュロルメは立ち上がったがダメージは深刻。エニスはスイッチ、強打をまとめると右フックから左ストレートを炸裂しデュロルメは2度目のダウン。レフェリーは試合を止めた。

 最もホットなタレントが揃うウェルター級。なかでも存在感を高めているのがジャロン・エニスといっても過言ではない。陣営は2022年にタイトル挑戦を計画している。

 興行のメインを務めるジャーマル・ジェームス(米)はエニスとの対戦も辞さないコメントを残すがWBAは、ジェームスが勝てばWBAスーパー王者ウガスとの統一戦を命じたことで、早期にタイトル挑戦は難しいが、IBF・WBC統一王者エロール・スペンス(米)やWBO王者クロフォードにしてもエニスは無視できない存在であることは間違いない。

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