カネロ対ゴロフキン再戦案が浮上村田戦はどうなるのか最新情報

 カネロ対プラント交渉は暗礁に乗り上げている。カネロの相手に2021年末に村田諒太と統一戦が計画されているゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)、WBA世界Lヘビー級王者ディミトリー・ビボル(ロシア)が交渉相手に浮上。

 カネロ対プラントが消滅すればカネロの統一戦は先送りになる。プラント、ゴロフキン、村田諒太の最新状況をみてみたい。

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カネロ次戦の期限が迫る

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 両陣営は契約条件でもめていることは間違いない。DAZNがカネロの対戦候補としてゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との対戦交渉をのぞかせるなど交渉の駆け引きは続いている。カネロの次戦は9月半ばであることを考えると交渉期限は迫っている。

 カネロと親交を深めるマッチルーム・ボクシング率いるエディ・ハーン氏は「PBCはカネロと複数戦契約したいと考えている」。と主張。一方、PBCは複数戦契約ではなく単線契約できると反論している。

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カネロ、プラント交渉難航の理由

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 2021年内に4団体統一をかかげるのがカネロ。WBA、WBC、WBOのベルトを手中に収め4団体統一にリーチ。残るピースはIBFタイトルを保持するカレブ・プラント(米)だ。

 いまやドル箱スターのカネロ。ホスト局やプロモーターとの契約はなくフリー・エージェントの身だが、プラント戦の交渉は一筋縄ではいかない。

 カネロはマッチルーム・ボクシングと親交を深める。一方、プラントはマッチルームとライバル関係にあるPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)所属選手で対立構図が生まれる。カネロはPBCバナー、PPV(ペイ・パー・ビュー)で戦うことにも前向きな姿勢を示しているが、単線契約できるかが焦点となる。

 PBC陣営がカネロに複数戦契約を条件に掲示する見方が多く合意は容易ではない見方がある。PBC陣営にとって単線契約にメリットがないことが理由だろう。

 スーパーミドル級最後のピースIBFタイトルを持つカレブ・プラント(米)はPBCのメインイベントを飾る代表的な選手だ。もし、カネロが勝てばPBC傘下でスーパーミドル級でタイトル・マッチを組むことはできなくなる。

 メジャータイトルが4団体となり金稼ぎにフォーカスする承認団体は腐敗しているとはいえタイトル・マッチとしてイベントを主催することは視聴者にとって分かりやすい側面がある。

 米メディアから「PBCはカネロと1戦限り米地上波FOXがペイ・パー・ビュー(PPV)契約する方向だ」という声も聞こえてくるが、PBCにとってメリットはあるだろうか。資金調達でペイ・パー・ビューは苦労しない利点があるが、プラントが負ければその後の計画は全て白紙となる。

 PBCは、プラント戦を含めスーパーミドル級で存在感を示すデビッド・ベナビデス(米)やジャーモール・チャーロ(米)戦を提案するのは合理的。カネロの次戦は9月半ば、PBC陣営の主張が正しければいまごろ合意しても不思議ではない。

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カネロの相手にゴロフキンが再浮上

 米Athletic社にランス・パグメイヤ氏によれば、DAZN(ダ・ゾーン)がゴロフキンに対し9月にカネロとの再戦に臨めるか尋ねたという。

 ゴロフキンは「準備はできている」とカネロ戦にゴー・サイン。こうなってくると不安視されるのが2021年末合意に向け交渉が進んでいる村田対ゴロフキン戦だ。DAZNの思惑を含め村田諒太戦の動向をみてみよう。

 こうした話がどこまで本当なのかは分からない。PBC陣営に対しての牽制の意味合いもあるだろう。だが、DAZNがカネロ対ゴロフキン3をどこかのタイミングで実現させたい意向があることは確かだ。現時点で考えられるメジャー・ファイトの1つだからだ。

 そして、巨額の資金を通じてゴロフキンを獲得したDAZNは投資した資金を回収できていない大きな課題がある。ゴロフキンはDAZNと1億ドルの巨額契約を締結したが、スティーブ・ロールス(米)、セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)、カミユ・シェルメタ(ポーランド)とメジャーとは遠い路線を歩んでいる。

 ゴロフキン再戦が実現すればスーパーミドル級で挙行されることはほぼ確実。カネロがミドル級にさげることはゼロだ。だが、ウエイト面で揉めることは殆どないだろう。ゴロフキンはDAZNと契約した際にカネロとの再戦が契約条件にはいっているという話もあるし、ゴロフキンは大金を手にすることができる数少ないマッチメークだからだ。

 だが、駆け引きのカードとして出された感がありDAZNやマッチルームがどこまで熱心なのかはいまいちわからない面がある。

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村田対ゴロフキンは消滅か

 現時点では分からないがカネロの動向に大きく左右する。次戦の交渉が停滞しているところを見ると、村田対ゴロフキン実現の懸念材料はカネロの動向だけではなく雲行きは怪しい。

 村田対ゴロフキン、両陣営は1戦はさみ2021年末に挙行する計画。もう7月半ばになるが前哨戦の話はまだあがってきていない。グローバル戦略を加速させるDAZNにとって日本で村田対ゴロフキン戦を実現させることは大きな意味があるが、先行きは不透明感が漂う。

 一部で、前哨戦は東京五輪が終わった8月に計画を進めるという話もあるがとても現実的だとは思えない。日本はコロナ感染拡大の局面を迎えワクチン接種が進んでいるがデルタ株や五輪開催による感染拡大のリスクがくすぶりコロナの出口はまだみえていない。

 緊急事態宣言は8月22日が期限だが、それまでに解除基準を満せるかは不透明。12月をターゲットとするなら前哨戦は8月遅くても9月には消化しなければ12月に計画するゴロフキン戦に合わすことは難しくなってくる。そして、最大のリスクが12月に東京開催する見通しをたてれるかだ。

 12月であれば公式発表は10月がリミット。それまでの期間8月、9月のあいだでどれだけワクチン接種が普及するのか。新規感染者数を抑え込み規制がどこまで緩和されるのかが重要になってくる。

 開催地を北米に移する案もでるだろうが興行規模は日本開催と比較すればスケール・ダウンは免れない。商業的に成功するのは間違いなく日本で利害関係にあるDAZNのグローバル戦略ともマッチする。

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カネロの4団体統一戦の行方は

 ゴロフキンとの再戦が浮上したばかりだが、WBA世界ライト・ヘビー級王者ディミトリー・ビボル(ロシア)が交渉テーブルにあがっている。どんなシナリオが考えられるのか。

 プラント戦の交渉が続けられているが期限は迫っている。カレブ・プラント戦が消滅した場合、再びライトヘビー級へ戻すプランBが有力だろう。交渉相手に浮上したディミトリー・ビボル(ロシア)はマッチルーム傘下でビボル陣営が臨めばスピード成立する可能性はある。

 9月にビボル戦が決まれば、ライバルIBF王者カレブ・プラント(米)は選択防衛戦となり大金を手にする機会を失ってしまうが、PBCはプラント対デビッド・ベナビデス戦を容易につくれる。ここにミドル級で対戦相手探しが難航するWBC王者ジャーモール・チャーロ(米)を参入すれば面白い。

 今後カネロが勝つことが前提条件。4団体統一は先送りになってしまうが2021年後半や2022年にスーパーミドル級4団体統一の期待が高まり再び交渉を再開させる余地は十分ある。

 何れにしてもカネロの次戦は7月中には決まるだろう。そうなれば、村田諒太やゴロフキンの動向も今よりもクリアーになるかもしれない。

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