パッキャオ、クロフォードは誰と戦うのか2021年を占う特集

 マニー・パッキャオ(フィリピン)とテレンス・クロフォード(米)戦の交渉が頓挫したことが分かった。6月中東ドバイ決戦の交渉は両陣営が同意し契約成立が期待されたが、資金提供者が期限までに資金を用意できず消滅した。

 実力がありながら本人が臨むビッグ・ファイトが実現できずキャリア停滞に歯止めをかけることができないクロフォードにとってパッキャオ戦はどんな意味があったのか。42歳になったいまも求心力を残すパッキャオの次戦はどうなるのか。候補者を挙げ占ってみたい。

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クロフォードのキャリアは停滞

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 クロフォードのキャリアは停滞と言わざるを得ない。ウェルター級に転向したものエリート・クラスとの対戦はかなっていない。キャリア最大の金星はスーパーライト級でのビクトル・ポストル(ウクライナ)戦。今後はどうなるのか。

 33歳いまが全盛期のクロフォードは実力者であることに議論の余地はない。ジェフ・ホーン(オーストラリア)に勝ちそれ以降4戦ノック・アウト勝ちし存在感を示している。ウェルター級で台頭するIBF・WBC世界ウェルター級統一王者エロール・スペンス・ジュニア(米)と比較されるが、いまだトップ・クラスと対戦してない大きな課題を残している。

 ホセ・ベナビデス(米)、アミア・カーン(英)、エギディウス・カバラウスカス(リトアニア)がトップクラスと言えるかは疑問だ。ベナビデス、カーン、カバラウスカス、何れもウェルター級で経歴が分厚いボクサーではない。試合レビューは、「【結果速報】クロフォード対ブルック今後はどうなるのか」の記事を読んで欲しい。

 もちろん、元IBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(英)を4回ノックアウト勝ちしたインパクトは大きかったが、ブルックがウェルター級でトップクラスだろうか。34歳のブルックはすでに峠を過ぎたボクサーにみえる。

 ミドル級に上げゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と対戦し眼窩底骨折を負い敗戦。そして、スペンス戦に臨んだもの11回ノックアウト負けし、今度は左目の眼窩底骨折と深いダメージを負っている。もちろん、ショーン・ポーター(米)に完封したブルックは大きな功績を残したボクサーであることに異論はないが、全盛期ではないだろう。

 クロフォードは全階級を通じ階級差をなくした場合だれが最強かを決めるPFP(パウンド・フォー・パウンド)上位の常連。クロフォードと契約するトップランク社と提携するESPN(米スポーツ専門チャンネル)の独自PFPランキングで1位。最近では、PFP格付けがボクサーの指標になる傾向があるが、空想ランキングにすぎず、クロフォードがスーパーライト、ウェルター級で分厚い実績があるわけではない。

 ボクサーにとって名誉なことは、PFPで首位を取ることではなく米リング誌やBWAA(全米記者協会)の年間最優秀賞に輝くことだろう。クロフォードは2014年、BWAAの年間最優秀選手賞「シュガー・レイ・ロビンソン」に選出。WBC、米リング誌王座とリネラル王座の地位を築いた。

 2階級目となるスーパーライト級でメジャー4団体制覇したものクロフォードと肩を並べるライバルは不在。唯一の金星はビクトル・ポストル(ウクライナ)戦。もちろん、ウェルター級で戦ったベナビデスやカーン、カバラウウスカスがイージーな相手ではなく、インパクトある勝ち方は説得力がある。

 しかし、このまま平坦な防衛戦を続けてもクロフォードの評価は頭打ち。そういった意味でも評価をV字回復したレジェンド、マニー・パッキャオ(フィリピン)戦は大きな意味がある戦いだった。

クロフォードの未来はどうなるのか

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 クロフォードは、契約延長カードをちらつかせトップランク社と駆け引きしているが、残り1戦してトップランク社を離脱する公算が高い。

 トップランク社はクロフォードのビッグ・ファイトに従事するも実現する見込みは殆どない。クロフォードが求めるショーン・ポーター(米)、エロール・スペンス・ジュニア(米)といった実力派達はアル・ヘイモン・グループだ。

 ヘイモンが、わざわざ対立関係にあるトップランク社と10月に契約期限切れになるクロフォード戦を締結するためトップランク社へ歩みよるとは思えない。トップランク社と期限切れまで待ちオファーすれば面倒な交渉をせずに済む。

 そして、トップランク社がクロフォードを引き止めるかどうか見ものだ。クロフォードは不人気とはいえ興行のメインを飾るボクサー。アラム氏は強気な姿勢を示しているが、クロフォードを放出すると興行的に苦しくなるのはトップランク社だ。

 トップランク社は北米プロ・ボクシング界をリードしているが実は抱える人気ボクサーは多くない。勢力図でいえばDAZNと提携するマッチルームやアル・ヘイモン・グループの勢力に押されている。

 ボクサーでいえば、ワシル・ロマチェンコ、タイソン・フューリー、ジョー・スミス・ジュニア、ホセ・ラミレス、エマヌエル・ナバレッテ、アルツール・ベテルビエフ、ジャメル・ヘリング、村田諒太、井上尚弥、トップランクの顔となるテオフィモ・ロペスは契約解除を匂わせている。

 トップランク社がクロフォードをつなぎとめるのかどうか。クロフォードはPBCと契約するにしても初戦からビッグ・ネームと拳を交えることができるかが焦点となる。

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パッキャオは誰と戦うのか

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 パッキャオの過去の対戦相手を振り返り、対戦相手を占ってみたい。

パッキャオは生ける伝説

 これまでのパッキャオがリングで演出したストーリーを見れば誰もが強豪との対戦をみたいと願うのではないだろうか。フライ級からスーパーウェルター級、前人未到の8階級を制覇。アメリカン・ドリームを体現したパッキャオの魅力は、出し惜しみしないファイト・スタイルだけでなく挑戦する姿勢だろう。

 急遽、リーロ・レジャバ(南アフリカ)の対戦相手が出場ができなくなり代役として白羽の矢がたったのがパッキャオだった。このときはは無名。躊躇なくレジャバ戦の契約にサインしたという。階級屈指の王者レジャバが有利という見方が殆どだった。結果は6回TKO勝ち。パッキャオ物語のはじまりだ。

デラ・ホーヤを飲み込みスターへ

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 メキシカン・スターのバレラ、モラレス、マルケスらを蹴散らしスターダムの階段をかけあがったパッキャオ。オスカー・デラ・ホーヤ(米)という巨大な星を掴むことに成功。試合前、米アナリストや多くのファンがデラ・ホーヤ有利を予想したが結果はデラ・ホーヤが惨敗し現役引退を表明。パッキャオにトーチを渡した。

 ビッグ・ネーム、デラ・ホーヤを倒しスーパースターの座を手にしスターの登竜門ウェルター級へ進出。ミゲール・コット(プエルトリコ)をストップ。勢いにのるパッキャオはスーパーウェルター級までのばし、150ポンド契約ウェイトでアントニオ・マルガリート(メキシコ)と対戦。勝ったパッキャオはWBC世界スーパーウェルター級王座獲得に成功した。

 その後は、モズリー、マルケス3戦目、4戦目、ブラッドリー再戦とマッチメークに斬新さはなくトップランク社のマッチメークも頭打ち状態になったが、2015年5月、最大のライバル、フロイド・メイウェザー・ジュニア(米)戦が決定。期待値を下回る内容だったが、PPV(ペイ・パー・ビュー)は440万世帯が購入。売上は4億ドル(約480億円)という超巨額な金額が一夜で動いた。

 ブラッドリーとの再戦を経たパッキャオは現役引退を表明。フィリピンの上院議員となったパッキャオは政治に専念する意向を示したが、2016年11月ジェシー・バルガス(米)戦で現役復帰。2足のわらじをはきながらも勝利。

パッキャオ時代終焉か

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 そして、アミア・カーン(英)と中東案が浮上したもの資金提供者が現れず霧散。結局、トップランク社が用意した無名のジェフ・ホーン(豪)戦が合意した。試合前、パッキャオの相手ジェフ・ホーンの実力を疑問視する声もあったが、試合は0−3の判定負けで王座から陥落。

 米メディアはパッキャオ勝ちの論調だったが出来は最悪。商品価値暴落は免れない内容だった。衰えもあったがトレーニング、調整不足は明白。終盤、9回にホーンをグラつかせるもフィニッシュまで持っていくことができなかったなどマイナス材料が多く、一時代を築いたパッキャオ時代の終焉とも呼ばれた戦いだった。

 ジェフ・ホーン戦の契約に再戦条項があり再戦交渉も行われたが、フィリピン上院議員という成約もありホーンとはパッキャオと同じトップランク社傘下のテレンス・クロフォード(米)が対戦することが決定。次戦が宙に浮いたパッキャオは、ルーカス・マティセ(アルゼンチン)戦がマレーシア・クアラルンプールで合意した。

 当初、会場は米国案もでていたがパッキャオはIRS(米国税庁)から税金滞納で追われている関係で、米国以外に移す必要があった。開催するにあたり資金的な問題が懸念されたが無事開催にこぎつけた。

 パッキャオは、マティセから計3度のダウンを奪い7回ノックアウト勝ち。ホーン戦は終焉さえ感じたが圧倒的なパフォーマンスはファンや関係者から評価を取り戻すには十分な内容。もちろん、マティセは半引退状態だったという意見もあるが、それでもアピールするには内容だった。

トップランク社と決別しPBCと契約

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「次の試合の交渉はMPプロモーションズが窓口になる。誰も私をプロモートする権利はない。」

 トップランク社はパッキャオとの契約は残っていると主張したが、パッキャオはツイッターを通じてFA(フリー・エージェント)宣言し双方の確執が表面化した。実際、いつパッキャオとトップランクの契約が切れたかは定かではないが、2018年7月マレーシアで行われたルーカス・マティセ(アルゼンチン)戦を最後に契約が切れた可能性は高い。

 トップランク社ボブ・アラム氏はパッキャオと話し合うためフィリピンへ飛んだという。詳しい会談内容は不明だが、恐らく再契約の話をもちかけたのだろう。だが、パッキャオはアル・ヘイモンと複数戦契約を結んだ。

 残すキャリアはあと数戦、トップランク社と再契約してもパッキャオにとってメリットはない。トップランクの持ち駒は少なく不人気のテレンス・クロフォード(米)しかオプションはない。そして、アラム氏の言いなりではなく自ら意思決定したいといった思いもあったにちがいない。

 一方でヘイモンが指揮するPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)はキース・サーマン(米)、エロール・スペンス・ジュニア(米)、ダニー・ガルシア(米)と実力派スター達がしのぎを削り、ビッグ・ファイトが可能なことが背景にあった。

パッキャオはブローナー、サーマンに勝利

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 「マニー・パッキャオの旅はまだまだ続く」

 大方の予想通り、パッキャオが3−0(117-111, 116-112 2者)の判定でブローナーに勝利。マティセで再起したパッキャオは、今戦で再びウェルター級トップ戦線に絡む力があることを証明した。

 「40歳になっても戦略やトレーニングは同じだけど、回復や準備の調整が必要になってくる。ハードなトレーニングする場合、1日で回復することはできないから休ませる時間が必要なんだ」

 プロキャリア通算70戦、40歳を迎えた将来殿堂入りが確実視されているパッキャオは、キャリア終盤。ホーン戦で引退も囁かれたが、29歳のブローナーを相手に40歳とは思えない驚異的なパフォーマンスを見せた。

 ブローナー戦のレビューは、「パッキャオがブローナーに完勝!ウェルター級でトップクラスであることを証明した」の記事を読んでほしい。

 「私はまだ現役だよ。彼がリングに復帰を臨み私に挑戦したいなら再戦しよう。ただ、今後のプランはアル・ヘイモン、PBCと協議するよ」
 リング後、フロイド・メイウェザー(米)との再戦を臨んだが次戦、WBA世界ウェルター級スーパー王者キース・サーマン(米)戦が決定した。オッズはサーマン有利だったが試合が近づくにつれパッキャオに傾いていった。

 オッズが接戦となったのはサーマンに不安材料があったからだろう。ここ数年は右肘の怪我で悩ませられ手術したが、今度は左拳を負傷しWBC王座を手放した。そして、怪我から迎えたホセシト・ロペス(米)戦でボディを貰いダウン寸前。判定で勝ったが怪我、ブランクによる影響と課題は山積みだった。しかし、サーマンはキャリア最大の試合で最高のコンディションに仕上げてくる見方も多かった。

 パッキャオは序盤ペースを握ぎり1回にサーマンからダウンを奪いペースを握ったかにみえたが後半、サーマンが反撃。サーマンのパワー・ショットがパッキャオを捉え苦しい場面もあったが1回、10回に印象的なシーンを作ったパッキャオが2−1(115−112 2者、113−114)の判定勝ち。ボクシング史上、最年長でウェルター級王座を獲得した選手となった。

 パッキャオは誰と戦うのか。

 生ける伝説パッキャオ。42歳、残りは数試合で次戦が終わりになるかもしれない。これまでの経歴をみとのとおり、危険な相手でも躊躇なくサインしてきたパッキャオ。危険な相手(ベスト)に挑むレジェンドを見たいという思いがあるファンも少なくないだろう。

パッキャオ対スペンス

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エロール・スペンスJr.
国籍 米国
身長 177cm
リーチ 183cm

ウェルター級
米リング誌 1位
ESPN 2位

プロ戦績 27戦全勝21KO KO率77%
IBF・WBC世界ウェルター級王座

アマチュア戦績 135勝12敗
2012年ロンドン五輪 ベスト8
2011年世界選手権 3回戦敗退
2009年世界選手権 1回戦敗退

 現時点で実績、パフォーマンスからいってもスペンスがベスト・ファイターの1人だ。ロンドン五輪に出場したスペンスはプロで活躍が期待されたボクサーの1人。プロ入り後、エイドリアン・ブローナー(米)をノックアウト、メイウェザーをスパーリングで圧倒したなど伝説が独り歩きし、過大評価されていた感もあったが、ショーン・ポーター(米)、ダニー・ガルシア(米)といった実力者に勝ち星をつけている実力派だ。

 愛車フェラーリで飲酒運転し車が大破する大事故を起こしたが殆ど無傷で済むというミラクルを起こした。とりわけ、復帰戦となったダニー・ガルシア戦は後遺症やブランクが懸念されたが、健在であることを証明している。

 スペンスは最強の呼声も高いがウェルター級で傑出したボクサーではない。ウェルター級で実力を証明したショーン・ポーター(米)戦では11回、ダウンの見せ場を作ったがタフはポーターに苦労した。試合レビューは、「スペンスがポーターに判定勝ちWBC・IBFの2団体統一王者に次戦はどうなるのか」こちらの記事を読んで欲しい。ダニー・ガルシア(米)も楽勝といったわけではなかった。

 31歳の全盛期のスペンスは、パッキャオにとって厳しい戦いになることは間違いないがスペンスと同じPBCと契約を結んでいることで実現は難しくない。

 仮に実現したとしてスマートな一面もあるスペンスがどう戦うのか興味深い。スペンスは近年のパッキャオの試合では最高クラスの相手となる。

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パッキャオ対クロフォード

テレンス・クロフォード
国籍 米国
身長 173cm
リーチ 188cm
スタイル サウスポー
米リング誌 ウェルター級2位
ESPN ウェルター級1位

プロ戦績 37戦全勝28KO KO率75%

獲得タイトル
WBO世界ウェルター級王座
WBA,WBC,WBO,IBF世界スーパーライト級王座
WBOライト級王座

アマチュア 58勝12敗

2007年全米選手権3位
2006年ナショナルゴールデングローブ優勝
2006年全米選手権3位

 クロフォードの実力は前述したとおり。実力は本物、足りないのは強豪・実力者との対戦だけだ。パッキャオ戦の交渉は中東で浮上したもの2度決裂。理由は、資金が集まらなかっという話だ。

 中東もコロナの影響があり観客動員できないことが交渉のネックと予想するが、クロフォードをプロモートするボブ・アラム氏によると、観客動員だけでなく放映権や招致フィーなどクリアーするべき課題は多く短期で纏まる話ではなかったと漏らしている。

 一方のクロフォードは停滞するマッチメークに不満を募らせ弁護士を通じて契約するトップランク社へ抗議。トップランク社ボブ・アラム氏もクロフォードの自己ブランディング力の低さに言及。トップランク社との確執が表面化している。PBCと契約するパッキャオは北米以外での契約はどうなっているのか不明だが、無理にクロフォード戦を合意に持ち込む必要はない。

 2021年10月にクロフォードとトップランク社との契約は期限切れを迎え、クロフォードは契約延長せずウェルター級で実力派を抱えるPBCに移籍する公算が高いからだ。

 現時点でESPNが1位に評価しているのは、まだ強豪クラスと対戦がないクロフォードの潜在能力を織り込んでいる感がある。

 パッキャオ戦が実現すれば見応えある戦いになるだろう。対応能力、リングIQが高いクロフォードがパッキャオを塩漬けにする可能性もあるが、打ち合いになればスリリングな戦いになるだろう。

 オッズはクロフォードに傾くことが予想できるが、カバラウスカスに幻のダウン、ブルックを粉砕したもの序盤はサイズに苦労したクロフォード。あのキース・サーマン(米)も前半はだいぶパッキャオに飲まれた感があり、レジェンドを前にどれだけの能力を出せるか興味深い。

現実的なのがマイキー・ガルシア

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 現実的な相手はメキシコにルーツをマイキー・ガルシア(米)か。147ポンド(ウェルター級)でスペンスに挑んだもの完封負け。フィジカル、パワー不足が鮮明となり1階級下のスーパーライト級に下げると思われたが、まだウェルター級に留まりビッグ・ファイトの機会を探っている。

 スペンスは、WBAスーパー王者となったヨルデニス・ウガス(キューバ)と3団体統一戦が浮上。一方のクロフォードは、トップランクと契約期限が切れる10月前に1試合防衛戦を行うという。相手は、ホセシト・ロペス(米)が挙がっているが・・・。どうなるのか全くわからないが、中東案件が消滅したばかりのパッキャオと次戦で拳を交える可能性は限りなくゼロに近い。

 マイキーであればメキシコ系アメリカ人、ヒスパニックの恩恵を受け興行的にも成功が約束される。場所は、マイキーのファン層が多い米テキサスでも良いだろう。ここは、パッキャオにとってアウェイだが、過去にマルコ・アントニオ・バレラ、ジョシュア・クロッティ、アントニオ・マルガリートを粉砕。パッキャオにとってはゆかりの地でもある。

 どうなるかは流動的となりそうだがサーマン戦から7月で2年が経過するパッキャオにとって、下から階級をあげてきたマイキー・ガルシア(米)は相手としても丁度良い。スペンスやクロフォードへの挑戦前のサビ落としにも最適だろう。

 もちろん、マイキー・ガルシアが簡単な相手ではない。基本に忠実なスタイルで攻防もハイレベルだ。パッキャオが全盛期の踏み込みと攻撃能力があれば別だが、40歳を超え以前よりも運動量が減りスタイル・チェンジしている。24ヶ月のブランクも不安材料だろう。

 ただ、24ヶ月のブランクでスペンスやクロフォード戦に臨むよりかは良い。印象付ける試合をすればスペンスやクロフォード戦のアピールにもつなげることができる。好き勝手に書いたがパッキャオの次戦はおそらく夏頃か。公式アナウンスを楽しみに待ちたい。

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