デラ・ホーヤが現役復帰エディ・アルバレスが有力候補

 オスカー・デラ・ホーヤ(米)が現役復帰を正式に表明した。新興企業米トリラー社の有料課金(PPV)イベントになる見通し。デラ・ホーヤの復帰についてESPN(米スポーツ専門チャネル)は厳しく批判。今回はESPNの見解、デラ・ホーヤ復帰について探ってみたい。

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ESPNはデラ・ホーヤ復帰を批判

 「プロ・ボクシング界を悩やませているのはエキシビジョン・ファイトの増加ではない。現役を引退し十数年たった元ボクサーが、全盛期を迎えようとしているボクサーの目の前でスポット・ライトを浴びようとしている。

 彼らは老害だ。未来を犠牲にしそれでも過去をプッシュすれば、プロ・ボクシングは生き残れないし成長する余地もないだろう」。

ESPNの主張は理解できる。

 いま、デラ・ホーヤがやろうとしていることは過去にデラ・ホーヤ自身が批判していたことなのだ。

 2017年、デラ・ホーヤはフロイド・メイウェザー・ジュニア(米)がUFC界のスーパースター・コナー・マクレガー(アイルランド)戦が決定したとき「サーカスだ。これはプロ・ボクシングにとってマイナス、人気が低迷するボクシングを回復させることは難しいかもしれない」と痛烈に批判したのである。

 批判したのは、カネロ対ゴロフキンが9月メキシコの独立記念日の週末に控え、PPV(ペイ・パー・ビュー)の売上に大きな影響を及ぼすからである。オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏は水面下で進められていたメイウェザー対マクレガー戦の興行の噂を嗅ぎつけ5月にカネロ対ゴロフキン戦を発表。

 9月メキシコの独立記念日を確保し会場となるMGMリゾーツ社と興行前後にメイウェザーのイベントを行わない条件を交わしたもの8月26日に前倒しされカネロ対ゴロフキンのPPVは130万件と低調な結果に終わった。

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デラ・ホーヤは元UFC王者エディ・アルバレスが有力

「154ポンド(スーパーウェルター級)まで減量することができる。最高の相手と戦いたいことにかわりはない。マイク・タイソンに影響されたんだ」。

 最高の相手と戦うとデラ・ホーヤは強調するが、メイウェザーがプロ・ボクシング経験がないマクレガーと戦ったような、ローリスク・ハイリターンの相手をピックアップする公算が高い。デラ・ホーヤの相手は決まって無いが元UFC王者エディ・アルバレスが有力視されている。

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デラ・ホーヤ復帰の理由は

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 「私には十分な資産がある。これまで十分な投資をしてきた」。
 
 現役引退しプロモーターに転身したデラ・ホーヤがなぜ復帰するのか。金の問題で現役復帰するボクサーは多い。デラ・ホーヤはコメント通り十分な資産を築いたことは間違いないが、なぜ復帰する舞台が舵とりをするGBP(ゴールデンボーイ・プロモーヨンズ)と提携するDAZN(ダ・ゾーン)ではなく米トリラーのPPV(有料課金)イベントなのだろうか。

 「PPVは死んだ」とあれだけPPVビジネス・モデルは終わったと批判していたのに真逆のことをやろうとしている。

 表向きはタイソンに現役復帰をかきたてられたと言うが、GBPはカネロという屋台骨を失い、スター候補ライアン・ガルシア(米)が後釜についたが、有力な人材が少なく商業的にも苦しく単独で資金調達の可能性も否定できない。

 カネロと契約問題をめぐり法廷闘争に発展した訴訟問題は、DAZN、GBP、カネロのあいだで和解したが、米メディアによると和解条件のなかにデラ・ホーヤが個人的に責任を負う物もあったという。

 もちろん、秘密保持契約で分からないが、現役復帰する理由はタイソンに触発されただけなのだろうか。本当の理由があるはずだ。

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