村田諒太対ゴロフキン2021年末に実現できるのか占う

 交渉が浮上したWBA世界ミドル級王者村田諒太とIBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)は2021年大晦日実現に向け動いていることが分かった。米メディアによると、村田陣営はゴロフキンとの統一戦にフォーカスしているが、6月にチューンアップ戦をはさみたいという。実現のカギはどれだけ新型コロナウイルスの拡大を防げるかだ。

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村田対ゴロフキンは2021年末

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 日本で実現すれば空前のメガ・ファイトになることは言及するまでもない。カネロがスーパーミドル級に転向を決め村田がWBAスーパー王者へ昇格。ゴロフキンにしてもミドル級のオプションは少ないだけに実現性は極めて高い。

 以前にも水面下で交渉が進んだが村田が米ラスベガスでロブ・ブラント(米)に惨敗し計画はすべて白紙。ブラントとの再戦でリベンジに成功した村田はメガ・ファイト路線に戻ってきた。

 米本土のボクシング界の象徴カネロ戦が急浮上。コロナ禍もあり消滅したが、ふたたびゴロフキン戦の交渉がスタート。村田がゴロフキンやスーパースター・カネロの交渉相手に挙がる理由は日本で最もポピュラーなボクサーだからである。

 詳しくは、「村田対ゴロフキン2021年4月合意に向け交渉開始!実現する理由」の記事を読んでほしい。

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ゴロフキンはどうなるのか

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 しかし、年末実現ということで先行きが見えない面もある。ゴロフキンが年末までに1戦はさむのかどうか。現時点でゴロフキンの次戦は聞こえてきていない。契約するDAZNの兼ね合いもある。

 2020年は1試合。12月、カミユ・シェルメタと指名防衛戦を消化したのみ。グローバル展開し成長スピードを加速させるDAZNが12月までゴロフキンを放置させることを承認するだろうか。

 ゴロフキンはDAZNと6戦約1億ドル(DAZNのストックオプション含)直接契約を交わし3戦終わったが、スティーブ・ロールス、セルゲイ・デレイビャンチェンコ、カミユ・シェルメタ、DAZNが描くビッグ・ファイト実現はない。1試合1500万ドルとして、投資した資金を回収できたとは到底言い難い状況だ。

 現段階でゴロフキンには9月、メキシカンのムンギア、12月村田諒太の青写真がDAZNにとっても最高のシナリオになるが、高齢になったゴロフキンはムンギア戦はリスキー。もちろん、ムンギアは好戦的で好ファイトが確実視されるが、無事突破できるか不安材料は多い。

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村田対ゴロフキンは12月に開催できるのか

 ゴロフキンの次戦がクリアーになってないことも気になるが、12月に日本で開催できるのかも不透明。交渉が息詰まる恐れもある。ゴロフキンの行方も気になるが最大の障害は新型コロナウイルスの影響だ。北米開催も視野に入れるべきだろう。

 日本は緊急事態宣言が解除されたがまん延防止措置が発動。足元では変異株が拡大し新型コロナウイルスの第4波が鮮明となり、ふたたび緊急事態宣言が再発令される可能性が強まっている。

 日本は欧米と比較するとワクチン接種率が低く出遅れは鮮明だ。日本は人口1億2600万人に対し110万前後にとどまり1%にも満たず2度目の接種を追えたのはわずか0.4%だ。ワクチン接種トップのイスエラルは国民1人あたり、すでに1回以上の接種を終えている。

 もちろん、ワクチン接種は100%感染予防になるとは限らない。ワクチン接種スピードを加速させる米国は1回目のワクチンを接種した人は人口の4割に達し、州によっては規制緩和も広がるが新規感染者数は増加傾向にある。

 村田陣営は12月年末の青写真を描くがそのとおりに物事が進むだろうか。ワクチンがそれまでに広がり感染拡大を防げるかどうか。日本はまだ高齢者のワクチン接種がはじまったばかり。今後、ワクチンが安定的に供給されるかもわからない。

 日本開催だけでなく北米も視野に入れ検討しないと村田対ゴロフキンはお蔵いりになる可能性もある。ゴロフキンは39歳となり限りなくキャリアは終りに近い。日本開催を強く臨んでいることは理解できるが、それに固執するとゴロフキンを逃すことに成りかねないのは間違いない。

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