ビッグ・ニュースが飛び込んできた。米Athletic社のマイク・コッピンガー氏によると、12月12日日米ラスベガスにあるMGMグランドで、中谷正義と、フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)/28戦27勝(17KO)1敗(1KO)戦が合意。すでに、興行を主催するトップランク社カール・モレッティ氏から契約成立を確認しているという。
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12月12日はトップランクがイベントを予定
12月12日はトップランク社が確保している日程で、当初WBC世界スーパーフェザー級王者ミゲル・ベルチェル(メキシコ)対オスカル・バルデス(メキシコ)戦がセットされる予定だったが、ベルチェルが新型コロナウイルスで陽性反応を示しメインカードが消滅。中谷対ベルデホは、シャクール・スティーブンソン(米)がメインを務める興行のセミ・ファイナルにセットされる見通しだという。
フェリックス・ベルデホ 戦績
フェリックス・ベルデホ
国籍 プエルトリコ
身長 175cm
リーチ 182cm
プロ戦績:28戦27勝17KO1敗(1KO)
アマチュア戦績:106勝17敗
ロンドン五輪ライト級 ベスト8敗退
ロンドン五輪に出場したベルデホは2012年10月、米有力プローターのトップランク社と契約。契約金は明らかになってないもの60万ドルのボーナスが盛り込まれていたという。しかし、大きな期待を背負っても、シナリオ通りいかないのがプロ・ボクシングだ。
期待が大きかったベルデホはプエルトリカンのスター候補だったが、2018年3月米ニューヨークの殿堂MSGでアントニオ・ロサダ(メキシコ)にKO負け初黒星を喫したことでトップラインから姿を消した。再起戦を経て、直近4試合は4戦全勝。ヘッド・トレーナーにイスマエル・サラス氏に変更している。
Sponsor Link中谷はふたたびビッグ・チャンス
スター候補と言われたベルデホはライト級でふたたび存在感を示せるかどうか。テオフィモ・ロペス(米)に善戦した中谷はライト級でタイトルマッチを目指すベルデホにとって重要な試金石となる。一方、中谷は、テオフィモ・ロペス(米)戦以来となるビッグ・チャンスだ。
当時、IBF王者だったリチャード・カミー(ガーナ)の挑戦権をかけテオフィモ・ロペス(米)戦が締結。オッズはロペスに大きく傾いていた。
中谷が圧倒的に不利予想のなか試合がはじまると、長い距離と左ジャブ、右ストレートでロペスの前進を阻止。3−0(118−110 2者 119−109)の判定負けを喫したものスコアほどの差はなく互角の戦いを演じた中谷の評価は上昇。一方、ロペスは試合には勝ったものいつものビッグ・マウスはなく評価は下落した。
中谷は、ロペスに負けはしたものトップランク社の次期スター候補を苦しめたことで米国への再招致の期待もあったがツイッターを通じて引退を発表した。中谷対ベルデホ戦締結の報道が正しいかどうかは数日中にわかるだろう。
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