ダイレクト・リマッチしかない。番狂わせで王座を失ったジュリアン・ウィリアムス(米)がジェイソン・ロサリオ(ドミニカ共和国)との即時再戦を臨んでいることが分かった。米メディアによれば、契約条件に再戦条項が盛り込まれておりウィリアムスは行使する予定だという。
ジュリアン・ウィリアムスは1月19日、米ペンシルベニア州フィラデルフィアで、ジェイソン・ロサリオと対戦し5回TKO負けを喫し王座から陥落。24歳のロサリオがWBA・IBF新王者となった。
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photo by:boxingscene
ジャレット・ハード(米)に勝ちWBA・IBF世界ウェルター級統一王者となったジュリアン・ウィリアムス。今戦は故郷ペンシルベニア州フィラデルフィアの凱旋防衛戦だった。当初、ハードとの再戦交渉が進んでいたもの、薬物検査の条件などで合意することができず、ジェイソン・ロサリオ相手に初防衛戦に臨む運びとなった。
「今夜はロサリオの夜だった。彼は優れたファイターだ。せっかく、故郷に戻ったけど地元のファンを失望させてしまった。でも、直ぐに再戦を申し出るつもりだ」
公式採点ではロサリオが優勢だった。4回までイーブンの展開だったがパワフルなドミニカンがウィリアムスを完全に飲み込んだ。前半から挑戦者ドミニカンは、ウィリアムスを恐れず積極的にしかけ2回には、右のカウンターが火を吹きウィリアムスは目の右上をカットした。
右上をカットしたウィリアムスは、短期決戦に持ち込む作戦だったのか定かではないがロサリオの打ち合いに応じた。が、5回パワーで上回るロサリオに捕まりウィリアムスはスリップ・ダウン。深刻なダメージを負ったウィリアムスは、ロサリオの猛攻を受けレフェリーが試合を止めた。
パワーだけでなくタフなロサリオとの再戦は厳しい展開が予想される。ハードを倒し念願のスーパーウェルター級王座を獲得したもの初防衛に失敗し王座から陥落。ウィリアムスの打たれ脆さの不安は残るが、もしダイレクト・リマッチが締結した場合、ウィリアムスの戦略に注目。そして、番狂わせを起こしたロサリオが返り討ちにすれば、WBC王者ジャーメル・チャーロ(米)との統一戦、ビッグ・ファイト路線になることは間違いない。
(Via:boxing scene)
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