エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)がWBC(世界ボクシング評議会)へレイマート・ガバリョ(フィリピン)との即時再戦を要請したことが分かった。ロドリゲスは12月19日米コネチカット州アンキャッスルでガバリョと対戦し1−2の判定負け。しかし、ロドリゲス勝ちの論調は多く採点結果は物議を醸していた。
「WBCが映像を検証し判断するのを待っている。再戦は実現する方向だとおもうけど、WBCの決断を待つ必要がある」。ロドリゲスのマネージャー、ファン・オレンゴ氏はWBCに対し120日以内にレイマート・ガバリョと即時再戦を申し出た。
「もっと攻めるべきだったことは事実だけど、その必要はなかった。ガバリョは強打者だ。勝っているのを分かっていて、なぜそのリスクを冒す必要があるんだ」。
こう語ったのはロドリゲスだ。
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試合レビュー:
【結果】エマヌエル・ロドリゲス対レイマート・ガバリョ
採点については疑問しかない。もちろん、現地ジャッジとは見る目線も違うが筆者の採点ではガバリョがとったラウンドは8回のみだった。ただ、ロドリゲスも圧倒的にパフォーマンスは不足していた。ガバリョを崩させグラつかせチャンスを掴んだもの終始安全運転を続け追い込まなかった。
軽量級の試合とはいえ米ケーブルTV局Showtimeが中継するヘッドラインで、存在感を示すには格好の舞台。アピールする機会を棒に振ったともとれる。
もちろん、この先には本戦の休養王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)やノニト・ドネア(フィリピン)戦が控えており、サビおとしチューン・アップ戦の位置づけだったのだろうが、優れたディフェンス・スキルをもつが、危険回避ばかりが目立ち面白みに欠けた試合だった。仮に勝っていたとしても場内からのブーイングは避けられなかっただろう。
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