boxingsceneは、WBO世界フェザー級王者・ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の次戦が、2016年4月16日計画されていると報じている。次戦の対戦相手は未定だが、ロマチェンコは、フェザー級においてビッグ・ファイトを望んでいることが明らかとなった。
ロマチェンコは、「2016年、最高のファイターとのビッグ・ファイトの実現を願っている」と語り、以前、交渉が決裂した、WBA世界スーパーバンタム級休養王者・ギレルモ・リゴンドー(キューバ)との対戦について「ギレルモ・リゴンドーとの試合については、もう話したくないね。
彼との試合については、何万回と検討したよ。私は、何時でも彼と戦う準備は出来ているけど、プロモーターの問題。彼が要求する報酬額について問題があって合意することは難しいよ。」とリゴンドー戦実現について難解であることを示している。
数ヶ月前、ロマチェンコをプロモートするトップランク ボブ・アラム氏は、ロマチェンコ、ギレルモ・リゴンドー戦を実現すべく交渉に従事していた。
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HBO(米・最大手ケーブル局)もマッチメークに興味を示していたが、リゴンドー陣営は、124パウンドでのキャッチウェイトに加え、試合当日135パウンド以上に体重を超過することを禁止する当日計量を要求。キャッチウェイトに関し交渉が難航していたことは事実だが、交渉が決裂した原因は法外な報酬だったと伝えられている。
フェザー級でビッグ・マッチを望むロマチェンコだが、現フェザー級の王者は、WBA世界フェザー級スーパー王者・レオ・サンタ・クルス(メキシコ)、WBAレギュラー王者・ヘスス・クエジャール(アルゼンチン)、WBC王者・ゲーリー・ラッセルJr.(米)、IBF世界王者・リー・セルビー(英)とトップランクと相反するアル・ヘイモン氏傘下の選手が君臨している。
ロマチェンコ、ウォータース戦
トップランクは、アル・ヘイモン氏が独占禁止法、モハメド・アリ法に違反してるとし2度目の訴訟を起こしていることから、ヘイモン傘下の選手とのマッチメークは現実的でないと考えれば、フェザー級でのビッグファイトの実現は難しいように思える。
ボブ・アラム氏は、真相は定かではないが、ロマチェンコと、ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)の試合が大筋合意し、TV局の最終決定待ちだと報じている。ロマチェンコはビッグ・ファイトの実現が難しければ、階級を上げることを示唆している経緯も有り、ロマチェンコの現状を考えれば現実的なカードと言えるが、真相は果たして。
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(Via: boxingscene)