米・ボクシングメディアESPNは、WBAスーパー・WBC暫定ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)が、2015年10月17日、米・ニューヨークにあるマディソン・スクウェア・ガーデンで、IBF世界ミドル級王者デビッド・レミュー(カナダ)と3団体王座統一戦を行うと報道した。試合は、米・大手ボクシング中継局HBO PPV(有料放送)で中継されることが決定している。
PPVアンダーカードは3試合を予定。セミ・ファイナルにWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレスの試合が内定。試合は、公式アナウンスされてないが、ゴロフキンのTwitterアカウントからは試合を行うことを発表。米国現地時間25日、ゴロフキンをプロモートするK2プロモーション トム・ローフラー氏とレミューをプロモートするゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP)オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏が、ESPN.comに試合を行うことを話している。
Sponsor Link
IBF(国際ボクシング連盟)は、デビッド・レミューに対し、指名防衛戦の前にゲンナディ・ゴロフキンとの統一戦を承認していた。デビッド・レミューは、2015年6月20日空位となったIBF世界ミドル級王座決定戦で、IBF世界ミドル級1位のハッサン・ヌダム・ヌジカムと対戦し、3-0の判定勝利を収め王座奪取に成功している。
ゴロフキンの2015年の最優先事項はミドル級の4団体王座統一。WBC(世界ボクシング評議会)は、2015年11月に実現する、WBC世界ミドル級王者コット、カネロの勝者と、暫定王者ゴロフキンとの統一戦を義務付けている。
ゴロフキンの2016年のキャリア・プランが不明だが、WBO世界ミドル級王者アンディ・リー、アンドレ・ウォード辺りは候補として浮上してくるだろう。ミドル級で村田諒太が世界タイトルマッチの挑戦の機会をうかがっているが、ゴロフキンが2016年もミドル級に留まる場合、世界タイトルマッチのチャンスは厳しくなりそうだ。
(Via: ESPN Boxing)