IBF世界スーパーバンタム級王者、カール・フランプトンが、2015年スコット・クイッグとの対戦に意欲的であることがわかった。また、WBAの真の王者はギレルモ・リンゴーだと主張。

カール・フランプトンは、2015年2月28日イギリス、オデッセイ・アリーナで、IBF指名挑戦者クリス・アバロスとの防衛戦が決まっている。フランプトンは、アバロスとの対戦は、スコット・クイッグより難しくなるとコメントし、アバロスに勝利後はWBA王者スコット・クイッグとの対戦したい意向を示した。

WBA王者スコット・クイッグを王者と見ていない。

フランプトンは、イギリスのファンがスコット・クイッグとの対戦を求めていることに対して、「 私はクイッグと対戦したい、しかし彼の持っているベルトはミッキー・マウス・タイトル(世界タイトルではない)だ。もし、対戦交渉をするのであれば、プロモーターはそれを考慮する必要があるとコメントしている。

Sponsor Link

スコット・クイッグとのWBA/IBFの統一戦について、カール・フランプトンは、統一戦とは認識していない。WBAスーパー王者ギレルモ・リゴンドー、WBC世界王者 レオ・サンタ・クルスとの対戦であれば統一戦と示し、スコット・クイッグとの対戦は実質は統一戦だが、統一戦にはならないと自分の見解を示している。

世界王者という価値

WBA(世界ボクシング評議会)では、スーパー王者、正規王者の2人の王者がいる。暫定王者、休養王者をいれたら4人。スーパー王者の認定は、統一王者、もしくは複数回防衛に成功した場合に正規王者からスーパー王者に格上げされることもある。

しかし、先日行われた、ドネア vs ウォータースの一戦は、ドネアが持つWBAスーパー世界フェザー級のタイトルが掛けられ、ウォータースが勝利したが、先日発表されたWBAランキングでは、ニコラス・ウォータースは、正規王者のままという不都合な自体となっている。

WBAもそうだが、認可団体(WBA、WBC、WBO、IBF)の収益源は承認料だ。世界タイトルマッチを行う際は必ず、認可団体によって異なるが、プロモーター、王者、挑戦者が、認可団体にファイトマネーの一定率の定められた金額を収める必要がある。

WBAの王者乱立の背景にはプロモーターとの商業的な要素があると考えている。正規タイトル戦の他に暫定王者決定戦タイトル戦を乱立すれば、承認料も多くはいってくる仕組みだ。

しかし、上記、ニコラス・ウォータースの件もあり、WBAスーパー王者に関しては不明確なとこが多い。人気選手であれば、ファイトマネーも多く承認料も多く入ってくるはずだ。この辺りは、認可団体、プロモーターの力関係によっても変わりスーパー王者格上げのタイミングなども変わってくると考えている。

WBAスーパー王者となれば統一戦が行い易いなどメリットは有るかもしれなが、王者が乱立している今、1つのベルトを保持していても最強の称号とは言えないのも事実だろう。もはや、「世界王者」というのはただの肩書だけだ。こちらの記事でも紹介したが、王者を選択出来る時代。1つのベルトではなく、統一王者とならなければ王者として本当の価値を見出すことは出来ない。同時に、「誰と対戦したのか?」という実績が最も重要になってくる。

王者が乱立する中、カール・フランプトンの見解も間違ってはいないだろう。2015年はスコット・クイッグとの対戦が望まれるが、こちらの記事でも紹介したとおり、クイッグが負傷中のことを考えると早くても2015年夏頃ではないかと思う。

(Via: boxingscene)