ガルシア次戦11月12日にノンタイトル戦を行うことが正式に決定!

image source to:The Ring

 明らかに格下とのマッチメークだ。2017年WBA世界ウェルター級王者・キース・サーマン(米)との王座統一戦が見えてくるビッグマッチの前哨戦ではないのは確かだ。マッチメークの決定権に深く関与していると言われているアル・ヘイモン。このマッチメークの意図はあるのだろうか。

 2016年7月キース・サーマン、ショーン・ポーター(米)の好カードが実現。会場となった米・ニューヨーク、バークレイズ・センターの観客動員数は、歴代2位の12718人を記録し興行は大成功に終わった。

 スター不在、意図が読めない謎めいたマッチメークが目立ち、停滞感が漂うヘイモン氏が陣頭指揮をとるPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオン)も少なからずファンからの信頼を取りも出したのは事実だろう。

 しかし、2017年ウェルター級でのビッグマッチ、WBA世界ウェルター級王者・キース・サーマン、WBC世界ウェルター級王者・ダニー・ガルシア(米)との王座統一戦の機運が高まる中、PBCはダニー・ガルシアが格下とノンタイトル戦を行うことを発表したのである。

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 PBCは現地時間12日、WBC世界ウェルター級王者・ダニー・ガルシア(米)が次戦11月12日、故郷である米・ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるテンプル大学内にあるリアコーラス・センターで、サミュエル・バスケス(コロンビア)を相手にノンタイトル戦を行うことを発表した。

 試合はPBCで開催されSpikeTVで中継。現地時間13日、米・フィラデルフィアで記者会見が予定されている。アンダーカードには無敗のトップコンテンダー、IBF世界スーパーウェルター級6位にランクしているジェレット・ハード(米)スーパーフェザー級のプロスペクト、オマール・ダグラス(米)、地元フィラデルフィア出身のトーマス・ベラスケス(米)、その他の選手の出場が内定している。

マッチメークのクォリティ低下

 どこか優遇されている感が歪めないダニー・ガルシアは、GBPに所属していた頃より、マッチメークの質は低下していることは明白である。

 2016年1月、フロイド・メイウェザーJr.(米)が王座を返上し、空位となったWBC世界ウェルター級王座決定戦でロバート・ゲレロ(米)と対戦し勝利。その後、ジョン・モリナJr.(米)との交渉が失敗に終わり、9月にアンドレ・ベルト(米)と交渉するも決裂。ベルトはガルシアが契約に同意することを拒否したと述べている。

 PBCは2017年3月にも、サーマン、ガルシアの統一戦を計画。既に、サーマン、ガルシアの両陣営は契約に同意しているという。しかし、ガルシアの前哨戦はエロール・スペンスJr.(米)に一蹴されたサミュエル・バルガスが相手。明らかに格下である。

PBCに求められるのはクォリティ

 サーマンとの直接対決前の前哨戦であれば、シナリオとして王座統一戦が見え、ファンの間でビッグマッチの機運が高まる好カードを用意するべきだろう。

 PBC開幕当初、GBPはこの先危うくなると言われてきたが、看板選手であるカネロを初め、ルーカス・マティセ、ルスラン・プロボドニコフ、フランシスコ・バルガス、三浦隆司、ゴロフキン、レミューなどクォリティの高いマッチメークを実現。

 GBPの勢いは加速している。傘下に収める選手は少ないのは事実だが、ファンが求める好カードを提供し選手の興行価値を最大限に高めボクシング界に貢献しているのは明らかにGBPだろう。

 高額報酬が支払われるPBCだが、その報酬金額が選手の適正値を超えてるとの指摘も多く、最近ではド派手な興行は影を潜め規模縮小が進み予算削減は明白。資金難に陥っているとの噂もありあまり良い噂を聞かない。

 スター選手が育たないのも、持ち駒を取っ替え引っ替えし、実力者同士の試合を先送りにし、PBC内でのタイトルマッチに固執しているからである。

 ただ、毎週のようにボクシングのイベントが行なわれていることはファンとしては嬉しい。これはPBCの恩恵であることは紛れもない事実である。

 しかし今後求められることは、興行イベントの数ではなくクォリティの高いマッチメークだ。これは、PBCがビジネス関係にあるプロモーター以外とも歩み寄らなければ、これ以上の成長は難しい。

 PBCはこういったことを大幅に見直すターニングポイントに差し掛かっているのは間違いないだろう。

(Via:boxingscene

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