「今、戦いたいのはロマチェンコだ。ウェルター級だろうが、どこまでも追いかけていく」1年ぶりのリングで、パトリック・ハイランド(英)との初防衛戦に勝利したWBC世界フェザー級王者・ゲーリー・ラッセルJr.(米)は、試合後のインタビューでそう語っていた。この呼びかけに、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)のマネジメントを務める、イージス・クリマス氏が応じロマチェンコとの再戦を示唆した。
イージス・クリマス氏は、「ロマチェンコは、まだWBO世界フェザー級の王者。彼が、フェザー級、スーパーフェザー級、どのタイトルを保持するか決めるのに60日間ある。ラッセルJr.が、フェザー級で王座統一戦を望むなら、フェザー級へ階級を落とすことも出来る。
ロマチェンコは、主戦場をスーパーフェザー級に完全に移行するか決まっていない。我々はより良い条件があれば、ラッセルJr.との再戦も含め、フェザー級での統一戦の試合も検討するつもりだ。」とビッグ・ネームらに対戦を呼びかけた。
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ゲーリー・ラッセルJr.は、2016年4月16日、米・コネチカット州レッドヤードにあるフォックスウッズ・リゾート・カジノで約1年1ヶ月ぶりにリングに登場。WBC世界フェザー級15位のパトリック・ハイランド(英) と対戦し、2回TKO勝利し初防衛戦に成功。
ゲーリー・ラッセルJr.は、試合後のインタビューで、「私は、フェザー級でWBA世界フェザー級スーパー王者・レオ・サンタ・クルス(メキシコ)、IBF世界フェザー級王者・リー・セルビー(英)との統一戦の準備は出来ているよ。ただ、私が本当に欲しい戦いは、ワシル・ロマチェンコとの再戦だ。
彼が、147パウンド(ウェルター級リミット)に階級を上げたとしても関係ない。私は、ロマチェンコとの再戦が実現するのであれば、どこへでも行く覚悟ができている。」とロマチェンコとの再戦を強く希望した。
ラッセルJr.は、トップランクと相反するアル・ヘイモン氏と契約していることから、ロマチェンコとの再戦はハードルが高い。ラッセルJr.は、2016年内にWBA世界フェザー級スーパー王者・レオ・サンタ・クルスとの統一戦の実現へ向け、次戦IBF世界フェザー級王者・リー・セルビー(英)との王座統一戦に照準を合わせ、英国での防衛戦も受けて立つ構えを見せている。
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(Via:boxingscene)