禁止薬物の使用により、NSAC(ネバタ州アスレチック・コミッション)から9ヶ月間の試合出場停止処分を受けていたレイムンド・ベルトラン(メキシコ)が、米・テキサス州ラレドで復帰戦を開催する見通しであることが分かった。
レイムンド・ベルトランは、「コンディションは好調です。復帰戦が米・テキサス州ラレードで5月21日になる見通しであるとを連絡を受けました。現在、詳細を確認し連絡を待っています。」と述べている。
ベルトランをプロモートするトップランク(米・大手ボクシングプロモーター)によると、ベルトランの復帰戦を、スペイン語局「ソロ・ボクセオ」シリーズで計画。「我々は、世界タイトルマッチを探していたんだ。丁度、ライト級プロスペクトのフェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)のことを耳にしたんだ。
彼のことは尊敬しているよ。良いファイターだし、将来を期待されているよね。ただ、彼らは私とベルデホの試合を直ぐマッチメークしないと思うんだ」と語っている。体重超過したベルトランだが、ライト級での復帰戦を望んでいると述べている。
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ベルトランは、2015年5月1日ネバタ州ラスベガスにあるコスモポリタン・ラスベガスにある「The Chelesea」で開催されたWBO世界ライト級王座決定戦で、粟生隆寛(帝拳)と対戦し、前日計量で体重超過。試合後の薬物検査で、陽性反応を示していた。
ベルトランは、前日計量で0.4パウンド・オーバーで計量に失敗。粟生隆寛が勝利した場合のみ新王者誕生となる変則マッチで行われた。体重超過を起こしたベルトランに対しては、罰金の処分は科せられなかった。
その後NSACは、粟生隆寛戦のドーピング違反について聴聞会が開き、ベルトランに対し、8万5000ドルの報酬の30%、罰金25,500ドル、9ヶ月間の出場停止処分が科せられ、粟生隆寛との試合は無効試合とすることを決定している。
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(Via: boxingscene)