WBA・WBC暫定・IBF世界ミドル級統一王者・ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)の次戦の最有力候補であった、IBF世界ミドル級ランキング1位のトリアーノ・ジョンソン(バハマ)が肩を負傷したことが明らかとなった。ゲンナディ・ゴロフキンは、WBO世界ミドル級王者・ビリー・ジョー・ソーンダース(英)との交渉が決裂し、トリアーノ・ジョンソンとの指名試合が濃厚だった。
ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP)エリック・ゴメス氏は、「ジョンソンは肩に違和感を感じ、彼の故郷であるバハマで主治医に診察してもらった結果、回旋腱板の出術が必要な可能性があることが分かった。もし、出術の必要性が無くても4月に試合を行うことは出来ない。
GBPとしては、ジョンソンの怪我が100%回復するまでは、試合を行う許可は出せない」と語っている。トリアーノ・ジョンソンは、2015年10月17日、ゴロフキン、レミューのアンダーカードで、同級ランキング3位のイーモン・オケイン(英)と対戦し、12回判定勝利を収め、IBF世界ミドル級王座挑戦権を獲得している。
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ゴロフキンをプロモートするK2プロモーション トム・ローフラー氏は次戦の相手として、WBO世界ミドル級王者・ビリー・ジョー・ソーンダース(英)陣営へオファーを出し、交渉を進めたがソーンダース陣営のフランク・ウォーレン氏は、開催地、報酬に関して同意できずオファーを断っている。
当初ゴロフキンは、WBC世界ミドル級正規王者・サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)との統一戦が義務付けられていたが、両陣営とWBC(ボクシング評議会)は、統一戦前に一戦臨時の試合を行うことを合意。ゴロフキン、カネロの試合は、両者が一戦した後に再度交渉がスタートすることになっている。
カネロは次戦を、5月7日、米・ネバタ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナ、HBO(米・最大手ケーブルTV局)でのペイ・パー・ビュー(PPV)配信を予定しているが、対戦相手はまだ決まっていない。ゴロフキン陣営は、カネロ戦前に対戦者選びに難航しそうだ。
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(Via: boxingscene)