WBO・WBA世界スーパーバンタム級スーパー王者ギレルモ・リゴンドーが、WBO王座剥奪の危機に直面していることが分かった。WBO(世界ボクシング機構)は、ギレルモ・リゴンドーへ、王座防衛戦を行なわない理由を説明するよう文書で通達。WBOは、「9ヶ月以内に防衛戦を行わない場合に王座を剥奪する」例外が認められなければ、WBOは規定どおり王座剥奪する意向を示している。

WBOは、リゴンドーの功績を称え最大限に配慮。指名防衛戦の指令をせず、トップコンテンダーとの試合を可能にしマッチメイクに配慮したと述べている。WBOは、配慮したのにも関わらずリゴンドーが試合を行わないことについて言及。リゴンドーは、10日間の不服申し立て期間の猶予が与えられるが、事実上の王座剥奪とみていいだろう。

以前、WBOは、元WBO世界スーパーウェルター級王者デメトリアス・アンドラーデが、9ヶ月以内に防衛戦を行っていないことから王座を剥奪。アンドラーデは、2015年7月ジャーメル・チャーロと2度に渡り対戦の交渉をするが合意に至らずにいた。報酬、ロック・ネイション・スポーツ(RNS)、プロモーター間のトラブルに巻き込まれたが、WBOは規定どおり厳格な対処を実施している。

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現在、リゴンドーは、ゲーリー・ハイド氏とのマネジメント契約が切れ、新たなマネージャーとプロモーターを探している。ハイド氏との契約期限切れを待ち、PBC率いるアル・ヘイモン氏との契約の噂があったが真相は定かではない。リゴンドー自身は新たな契約先として、フランク・エスピノーサ氏、キャメロン・ダンキン氏の名を上げているが、具体的な話は何もでていないのが現状だ。

トップランクとの契約が切れ、北米でのマッチメイクに限界が見えたギレルモ・リゴンドーは、日本へ来日。2014年12月31日大阪で、天笠尚を相手にWBOの王座を3度目の防衛戦を最後にリングから遠ざかっている。ゲーリー・ハイド氏との契約期限が切れ、新たなスタートとなったが、WBO剥奪の危機に直面した。

リゴンドーは才能溢れる選手、トップファイターに違いないが、同じオリンピック2連覇を果たしたワシル・トマチェンコ(ロシア)とのプロのキャリアは対照的だ。多くの金が動くボクシング界は、強いだけでは北米での試合が実現できないのは周知の事実だが、マネージャー、カリブ・プロモーションの興行力。リゴンドーを取り巻く環境は恵まれているとは言えないのかもしれない。

(Via: boxingscene)