現地時間、2015年7月18日イギリス、マンチェスターにあるマンチェスター・アリーナで行われたWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチは、王者スコット・クイッグ(英)が、挑戦者キコ・マルチネスを2回TKO勝利を収め、6度目の防衛に成功した。

王者クイッグが実力を示した

WBA世界スーパーバンタム級王者・スコット・クイッグは、怪我からの復帰戦で元IBF世界スーパーバンタム級王者・キコ・マルチネスと対戦し圧倒的な強さで勝利を収めた。1ラウンド、キコ・マルチネスは、強いプレッシャーをかけ左ジャブを付きながら前進し、スコット・クイッグの距離を潰してくる。構図としては、2015年4月に行われたマティセ、プロボドニコフに近い形だ。

クイッグは、マルチネスのプレッシャーを感じているが、クイッグのディフェンスは固い。ブロッキング、パーリン、フットワークを駆使しマルチネスに有効打を許さない。2ラウンド試合は動いた。マルチネスが左ジャブで入ってきた所に、クイッグの右アッパーがカウンターがヒット、その後クイッグの猛攻でマルチネスがダウン。

マルチネスはダウン後に立ち上がるも、クイッグは一瞬のチャンスを逃さない。右フックで再度マルチネスからダウンを奪った。再度、マルチネスが立ち上がるもレフェリー・ストップ試合は終了。スコット・クイッグは、防衛回数は多くキャリアを積んでいるが実力者との対戦はなく、ボクシング・メディア関係者から怪我からの復帰戦でマルチネスと対戦することは危険と言われていた。

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フランプトンとの統一戦が望まれる

image source to:The Ring Magazine

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試合終了後、スコット・クイッグは試合を振り返り、「1ラウンド、キコ・マルチネスの出方を見ていた。2ラウンドのマルチネスが入ってきたときに放った右アッパーは、トレーニング・キャンプで練習してきたこと」と述べている。スコット・クイッグはマルチネスに圧勝、実力を証明した試合と言っていいだろう。

スコット・クイッグをプロモートするマッチルーム・プロモーションズ エディ・ハーン氏は、他団体を含めスーパーバンタム級でスコット・クイッグと対等に戦うことができるファイターは居ない。英国ボクシング・ファンは、IBF世界スーパーバンタム級王者カール・フランプトンとの対戦を望んでいると話し、英国でカール・フランプトンとの統一戦を実現したい意向を示している。

カール・フランプトンがアル・ヘイモン氏と契約したことで、統一戦の話しは再度浮上しているが、IBF(国際ボクシング連盟)は、WBA王者をWBAスーパー王者ギレルモ・リゴンドーを認定。IBFは、スコット・クイッグと王者として認めていない。

クイッグの次戦はドネアと対戦か!

image source to:The Ring

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スコット・クイッグは次戦、ノニト・ドネアが戦が最有力候補。既に、ドネアをプロモートするトップランク(米・ボクシングプロモーター)副社長 カール・モレッティ氏は、スコット・クイッグ陣営と交渉中であることを明かしている。

ノニト・ドネアは、2015年7月18日、中国マカオでアンソニー・セトゥルと対戦し2回TKO勝利を収めている。セトゥルの左ジャブに対して、右後ろに避け重心をシフトさせカウンターの右ストレートで試合は終了。ドネアが持つ、スピード、パワー、スキルが観れた試合。クイッグとの対戦が見えてくる試合であり、この2人の対戦は避けられないだろう。ドネア、クイッグ、実現すれば今年後半ビッグマッチになることは間違い無い。

(Via: The Ring)