国際的マッチメイカーで知られるリカルド・リッツォ氏は、WBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレスに対し、今後も継続して、米・ボクシング中継局大手HBOをとおして、北米での試合を実現し、米国にローマン・ゴンサレスの名を認知することに集中するべきだと通達した。
リッツオ氏は、ロマーン・ゴンサレスがメキシコでの試合にオーファーを受けた件について言及。ローマン・ゴンサレスはHBOと契約し試合をしている。次戦以降、メキシコでの試合ではなく米国で試合をすることに集中するべきだとし、次戦以降もHBOに戻る必要があると述べている。
リッツオ氏は、ローマン・ゴンサレスは、帝拳プロモーションズがプロモートしていることから、帝拳プロモーションズと交流があるトップランク、ゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(以下GBP)の興行のセミ・ファイナルで試合が可能だと述べている。
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ローマン・ゴンサレスは、HBOと4試合の放送を契約。次戦の対戦候補は、ジョバンニ・セグラ、ブライアン・ビロリアが候補として浮上している。トップランクは、2015年9月26日にメキシコで、ローマン・ゴンサレス、ブライアン・ビロリアとの対戦を提案。トップランクが計画しているメキシコでの試合は、Azteca(メキシコTV局)がPPV(有料放送)で中継する計画だという。
ローマン・ゴンサレス、ブライアン・ビロリアの対戦実現には、ゴンサレス陣営がHBOと契約していることから、PPV放送であったとしてもトップランクが米国開催、HBO中継にシフトしないことには対戦実現は難しそうだ。ゴンサレスは、HBOでセンセーショナルなデビューを飾っただけにメキシコで試合をすることは、メリットが高いとは言えないかもしれない。
(Via: boxingscene)