WBC世界フライ級タイトルマッチが、米国現地時間、2015年5月18日米・カリフォルニア州イングルウッドにある「The Forum」で行われ、WBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレスが、同級ランキング2位のエドガル・ソーサ(メキシコ)を2ラウンド、2分37秒TKOで下し2度目の防衛戦に成功した。
試合終了後ローマン・ゴンサレスは次戦の対戦相手について、WBA世界スーパー/WBOフライ級統一王者ファン・フランシスコ・エストラーダと米国、HBO(米・大手ケーブルTV局)中継で対戦したい意向を示している。日本でも馴染み深いロマゴンは、2015年3月に米・ボクシング中継局大手HBOと4試合を契約。エドガル・ソーサ戦はHBOのデビュー戦であった。
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ロマゴンのHBOデビュー戦はTKO勝利で飾った。米国のファンの心を掴んだのは間違いないだろう。ロマゴンは、残り3試合をHBOで放送することが確定。HBOで放送することを考えると、次戦現実路線で考えれば、ネーム・バリューのあるブライアン・ビロリア、ファン・フランシスコ・エストラーダとのリマッチの確度が高いだろう。
フライ級は、他にIBF世界フライ級王者アムナット・ルエンロエン(タイ)、ゾウ・シミン(中国)、フランシスコ・ロドリゲスJr.(メキシコ)、ドニー・ニエテス(フィリピン)もフライ級に階級を上げることを示唆し、役者は多い。
試合終了後、HBOのインタビューア マックス・ケラーマンが、将来的にWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥との対戦について質問。帝拳プロモーションに任せてあるが、井上尚弥との対戦について前向きであることを語った。
HBOと契約したローマン・ゴンサレスは、米国内でも評価が高い井上尚弥との対戦が実現し、HBOがオファーをすれば日本国内ではなく、北米で開催する可能性も十分ある。階級がスーパーフライ級であることからゲンナディ・ゴロフキンなどとのダブル世界タイトルマッチで共演する形であれば実現性は十分考えられるが、井上尚弥も海外でのキャリアは必須となるだろう。先ずは、次戦のロマゴン、井上尚弥の復帰戦に注目しよう。
(Via: boxingscene)