米トップランク社と契約したアイリッシュ、カール・フランプトン(英)が現地時間8月10日、北米のリングで再起戦に臨むことが分かった。この先に見据えるのはWBO世界フェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ)とのビッグ・ファイトだ。

 スーパーバンタム、フェザー級と2階級を制覇したカール・フランプトン/28戦26勝15KO2敗は、8月10日米ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるテンプル大学のキャンパスにあるリアコウラス・センターで、エマヌエル・ドミンゲス(メキシコ)/36戦26勝18KO8敗2KO2分とフェザー級10回戦で再起戦を行う。

 アンダーカードで、地元フィラデルフィア出身のヘビー級ソニー・コント、ドナルド・スミス、プエルトリコで生を受けたエドガー・ベルランダ(米)が出場する。

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 米英とビッグ・ファイトをこなしてきたフランプトンが北米のリングに戻ってくる。165cm、リーチ157cmとフェザー級では小柄ながら、優れた距離感でスーパーバンタム級では実力者を倒し、自ら商品価値を上げビッグファイトに繋げてきている。

 スーパーバンタム級では、キコ・マルチネス(スペイン)、クリス・アバロス(米)を明確に撃ち落としその後、北米で勢力を増すPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)を主宰するアル・ヘイモン氏と契約を結んだ。

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フランプトン、クイッグ戦

 人気選手だけに交渉難航が予想された当時WBA王者だったスコット・クイッグ(英)とのWBA・IBF2団体の統一戦がようやく英国マンチェスターで実現。フランプトンが、判定勝ちを収めWBA・IBF2団体を統一した。

 スコット・クイッグと英国でビッグ・ファイトを叶えたフランプトン、ヘイモン氏と手を結んだのはビッグ・ファイト路線に方針を決めていたことは言及するまでもない。近いうち、スーパーバンタム級からフェザー級にあげる軽量級ビッグネームの1人、レオ・サンタ・クルス(メキシコ)が標的だった。

 フランプトンの米本土デビュー戦は、完全アウェイとなる米テキサス州エルパソのドンハスキンス・センターで挙行。アレハンド・ゴンサレスJr.(メキシコ)と対戦することが決まった。アイリッシュ・コミュニティの多い東海岸が妥当だが、主催者がなぜこの地を選択したのかは理解出来ない面もあった。初回にダウンを喫するハプニングがあったもの判定で勝っている。

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フランプトン、サンタ・クルスとの2戦

 その後、米ニューヨークにある東海岸で新たな拠点となっているブルックリンにあるバークレイズ・センターで、レオ・サンタ・クルス(メキシコ)と対戦。試合はフランプトンがサンタ・クルスの回転力を封じ込め的中率で上回り、判定勝ちを収めWBAフェザー級王座獲得に成功し2階級制覇を達成した。

 会場となったバークレイズ・センターは上階は閉鎖されたが、9000人以上の観客を動員。フェザー級ということを考えれば集客は上場だった。この試合でフランプトンは50万ドル(約5600万円)の報酬を受け取った。

 その後、再戦交渉がスタート。サンタ・クルスのホーム、米ラスベガスにあるMGMグランドガーデン・アリーナで開催することが決まった。フランプトンにとってベガスはアウェイの地だが応援も大勢くる。何より、キャリアの中でベガスのMGMグランドガーデン・アリーナのメイン・イベントで戦うことはステータスであり大きな意味があった。

 初戦ではサンタ・クルスが100万ドル(約1億円)の報酬を受け取っていたが、再戦では立場が逆転。フランプトンが100万ドル(1億円)の報酬を受け取っている。再戦は負けてしまったものきっちり稼いだフランプトンは、英国のクイーンズベリー・プロモーションズを主宰するフランク・ウォーレン氏と契約を結びホーム英国に戻った。

 再起戦を経て、ノニト・ドネア(フィリピン)に勝利しその後、IBF世界フェザー級王者ジョシュ・ワーリントン(英)に挑むも判定負け。今年に入り、トップランク社がフランク・ウォーレン氏と共同プロモート契約を締結。今戦がトップランクとの契約初戦となる。

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 順当に勝てば、WBO世界フェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ)とのビッグマッチに進む公算が高い。フランプトンは、確かなスキルがあるが最近では慎重になることも多く、バルデス戦まえにインパクトある勝ち方をしたい。

(Via:boxingscene

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