WBA(世界ボクシング協会)は1日、公式サイトを通じてWBA世界フライ級王者・井岡一翔(井岡)/23戦22勝(13KO)1敗と、WBA同級1位のアルチュム・ダラキアン(アルバイジャン)/15戦全勝11KO無敗と指名防衛戦を行うよう命じたことを発表した。
両陣営には30日間の交渉期間が与えられ、交渉がまとまらない場合は興行権は入札、交渉期限は8月末となる。
WBAの規定によると王者は指名戦の期限が9ヶ月と義務付けられている。井岡は2016年12月31日に、スタンプ・キャットニワット(タイ)との指名戦が最後。9月30日に満期となる。
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決まれば井岡一翔は、初の東欧圏のファイターとの戦いとなる。ダラキアンのプロ戦績は15戦全勝11KO無敗、2009年の世界選手権、2010年のヨーロッパ選手権に出場経験を持つトップアマ出身である。09年の世界選手権でアムナット・ルエンロエン(タイ)と戦い、初戦で敗退している。
プロの主戦場はウクライナ、2015年7月にWBAの地域タイトルを獲得後は4度防衛し全てKO勝ちを収めている。まだ、ビッグネームらと拳を交えた経験はないが、ウクライナはアマチュアでもトップクラスのファイターが集う。
WBO世界スーパーフェザー級王者・ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)、WBO世界クルーザー級王者アレクサンデル・ウシク(ウクライナ)ら数多くの名チャンピオンが君臨している。
映像を見たところダラキアンは、フィジカルが強くパワフル、井岡にとってフライ級ではレベコ以上の刺客かもしれない。実現すれば好試合が期待できそうだ。
(Via:WBA)
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