協栄ボクシングジムは20日、都内で記者会見を開き亀田和毅(協栄)が2017年3月10日、東京・後楽園ホールで開催するA-sign.bee1のイベントで、IBF世界スーパーバンタム級8位マイク・タワッチャイ(タイ)を相手に、55.8キロの契約ウェイトでノンタイトル10回戦を行うことを発表した。
亀田和毅は、2013年12月大阪にある大阪府体育館で、イマヌエル・ナイジャラを相手にWBO世界バンタム級王座を防衛したのが国内最後の試合。およそ39ヶ月ぶりに国内のリングへ復帰する。
興行は豪華なマッチメークとなっている。メイン・イベントは、日本バンタム級王座決定戦10回戦、赤穂亮(横浜光)、対、田中裕士(畑中)の一戦が行なわれる。
アンダーカードで、亀田和毅、天笠尚が出場。フェザー級8回戦で、日本フェザー級2位・天笠尚(山上)は、同級9位の臼井欽士郎(横浜光)と対戦する。
チケットは、1月末頃に販売開始予定。日程が分かり次第、当ブログでも続報としてお伝えする。
Fun sparring session yesterday with @TomokiKameda. Thanks for the great work “El Mexicanito!” pic.twitter.com/7rNJsJLG8U
— Leo Santa Cruz (@leosantacruz2) December 8, 2016
亀田和毅は、昨年(2016年12月)2017年日本国内復帰戦へ向け、米・ロサンゼルスでトレーニング・キャンプを行い、元世界WBA世界フェザー級王者レオ・サンタ・クルス(メキシコ)らとスパーリングを行い調整を行っている。
マイク・タワッチャイは最適な相手
スーパーバンタム級へ階級を上げた亀田和毅、マイク・タワッチャイとの対戦はスーパーバンタム級への適正を図るためにも決して悪くないマッチメークである。再起戦に明確に勝利した亀田は、ここからが再出発となるだろう。
マイク・タワッチャイは日本のファンで知っている人も多いだろう。戦績は52戦(42勝(内25KO)9敗1分)。これまで、亀田大毅、和氣慎吾(古口)、小國以載(角海老)らと対戦し対日本人との戦績は8戦(1勝7敗)。
小國にはTKO負けを喫してるが和氣、亀田大毅に対してはフルラウンド戦い抜き判定まで持ち込んでいる。この戦いは、他の日本人選手との比較をする上でも参考になるマッチメークだろう。
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戦績は当てにならないことも多いがタワッチャイは、日本人選手らに負け越しているとは言え、トップ選手らと拳をあわせている。小國に負けて以来は4戦4勝。亀田和毅のスーパーバンタム級でのテストマッチとして考えれば適正な相手。ランカー狩りとしてもメリットがある。
もちろん、タワッチャイが踏み台になっている感は否めないのも事実である。ただ、亀田和毅はまだ若くそう先を急ぐ必要はない。陣営が、スーパーバンタム級での適正をはかり、アジャストし調整していく方針は十分に理解できるマッチメークである。
「ファンが喜ぶインパクトのある試合をできるとおもう」
亀田和毅は会見でそう語っている。タワッチャイとの試合は勝敗だけでなく内容も問われる試合となる。見せ場を多くつくることが大事、最終的にフィニッシュまで持ち込めればスーパーバンタム級試運転として、好スタートを切ることは間違いないだろう。
(Via:Yahoo!ニュース)
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