英国大手・ボクシングプロモーター マッチルーム・プロモーションズ エディ・ハーン氏は、IBF世界ウェルター級王者・ケル・ブルック(英)がウエルター級王座を返上せず、次戦はIBF(国際ボクシング連盟)から指令のあるエロール・スペンスJr.(米)との指名防衛戦に意欲を示していることを明らかにした。

 エディ・ハーン氏は、プロモートするケル・ブルックと会談。ブルックは、IBF世界ウェルター級王座を返上する意思はなく、エロール・スペンスJr.と指名防衛戦を行いたい意向であることをエディ・ハーン氏に伝えたという。

 ケル・ブルックは「昨日、エディとタイトルについて議論し、ウエルター級王座を返上する意思がないことを伝えた。154パウンドで有益なオプションがあり、自分にとって154パウンド(スーパーウェルター級)が適しているかもしれいない。

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 ただ、ウェルター級王座は苦労して手に入れたタイトルだし、そう簡単に王座を返上するということは考えていない。他団体王者との王座統一戦を望んでいるけど、それが難しければ英国でスペンスJr.と戦うことになるだろうね。」と語っている。

 エディ・ハーン氏は「様々なオプションについてケルと議論したよ。彼からウェルター級のタイトル返上の意思がないことを伝えられた。ケルの意思は固い。

 エロール・スペンスJr.との一戦は、彼とファンをエキサイティングさせるものだ。報酬分配は75%、25%、スペンスJr.の一戦は、ここ英国シェフィールドで合意できると考えている。」と述べている。

ケル・ブルック、IBFウェルター級王座返上の意思は無し!

 2016年9月17日、ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)戦で知名度を上げたケル・ブルックは、スーパーウェルター級へ階級を上げ、サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)、ミゲール・コット(プエルトリコ)らとのビッグネーム路線に方針を転換すると思われていた。

 エロール・スペンスJr.は米国ウェルター級次世代のスター候補。マネージャーを務めるアル・ヘイモン氏をはじめプロモーターらは、スペンスJr.をPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)のメーン格に抜擢してきている。

 米地上波ネットワークNBCの中継枠にスペンスJr.を起用。大舞台のメーン格に抜擢されたスペンスJr.に対する期待値が高いことが伺える。もっとも、まだスペンスJr.の知名度は全米レベルに達していないことから、スペンスJr.の大々的なプロモーションを兼ねてのことだろう。

スペンスJr.順当にキャリアを積みいよいよブルックへ挑戦か?!?

 スペンスJr.は、パッキャオが倒しきれなかったクリス・アルジェリ(米)を仕留め、サーマンがKOできなかったレオナルド・ブンドゥ(シエラレオネ)を一蹴。

 ファン、関係者に対し素晴らしいパフォーマンスを見せ、ウェルター級トップファイターの1人だということを証明。将来性を感じさせるスペンスJr.に対しファンの期待感も高まっている。

 スペンスJr.にとって残すはタイトル奪取のみだ。一時、ケル・ブルックへの挑戦は時期尚早といった声も挙がっていたが、順当にキャリアを積み実力者達に勝利。ブルック自身も次戦はタイトルマッチを望んでいる。

 ウェルター級トップファイターとなったスペンスJr.、これ以上何も証明する必要はないだろう。人気・知名度を上げた今ブルック戦となれば都合が良い。エディ・ハーン氏、アル・ヘイモン氏は良好なビジネス関係を築いていることから交渉が纏まる可能性は非常に高い。

(Via: boxingscene

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