リング上でのインタビュー、メディアなどの取材にも流暢なスペイン語で受け答える。堂々とインタビューする姿をみると、日本だけでなくセカンド・ホームタウンこのメキシコの地でもファンは多そうだ。

 そして、北米、メキシコで試合を行う上で通訳無しで外国語で受け答えできることは、現地ファンの共感も得やすく大きなアドバンテージになっているにちがいない。

 約13ヶ月ぶりに、現地時間2016年10月15日メキシコ、メキシコシティのイスタパラパにあるヒムナシオG2で再起戦を行う元WBO世界バンタム級王者・亀田和毅の対戦相手が、セシリオ・サントス(メキシコ)からエドガル・マルティネス(メキシコ)へ変更となることが明らかとなった。

 14日に行われた前日計量では亀田和毅が123パウンド、マルティネスが122パウンドで、マルティネスが1パウンド軽く仕上げ、両者計量は無事クリアした。亀田和毅の試合は同日のメイン・イベント、女子WBA世界ミニ・フライ級王者・アナベル・オルティス(メキシコ)、デボラ・レンフィオ(ベネズエラ)の防衛戦のセミ・ファイナルとして行なわれる。

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 亀田和毅は現地メディアのインタビューで「再起戦をゆかりの地であるメキシコで行え嬉しいです。WBA世界バンタム級王者・ジェイミー・マクドネル(英)との2試合から多くのことを学ぶことができました。再起戦へ向けてこの10ヶ月間ハードなトレーニング・キャンプを行い自分自身の強さを感じています。

 第2の故郷でもあるメキシコで、ファンに素晴らしい試合を提供します。ファンに素晴らしい試合を提供し勝利する。これ以上のことは無いと思っています。土曜日の再起戦は勝利できると確信しています。」と語っている。

 興行は、トップランク(大手・ボクシングプロモーター)ともビジネス関係にあるメキシコ最大手サンフェール・プロモーションズが開催。同プロモーターは、ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)らを傘下に収めている。

単身メキシコへ

 2007年北京五輪に備えメキシコへ武者修行。しかし、年齢制限により出場が困難となりその後プロへ転向。メキシコ生活は苦難の連続だったという。しかし、メキシコの地で得たものは大きかった。
 
 17歳という若さで単身、メキシコへ武者修行。トレーニングするにも言葉の壁がある。しかし、そういった困難な環境に適応しスペイン語をマスター。苦難だったというメキシコ修行も楽しくなったという。

 その後、ライセンスの都合上日本での試合が事実上不可能となった。しかし、メキシコの地で得たものはボクシング・スキルだけでなく、ボクシングをする上で重要なビジネス関係を築いたことだろう。

 試合をする上で実力も大事だが、有力プロモーター、マネージャーと契約することは試合をする上で有利に働いてくる。

大物アドバイザーとの契約

 2014年7月12日、米ネバタ州ラスベガスにあるMGMグランド・ガーデン・アリーナでカネロ、ララのアンダーカードでの試合が決まったのである。その後、日本人初となるボクシング界で最も影響力がある大物アドバイザー・アル・ヘイモン氏と契約している。

 メキシコのプロモーター、カネロ・プロモーションと親交があった。カネロ・プロモーションは、オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏が率いるゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP)ともビジネス関係にあり、カネロ、ララのアンダーカードへ抜擢されたのだろう。

 日本人ボクサーとしては異色の形と言える。しかし、グローバル化が進んだ現代、亀田和毅がこういったキャリア形成ができることを証明したことは間違いないだろう。

(Via:boxingscene

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